カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

ユニバーサルウェディング 車イスの花嫁

2012-02-06 08:21:49 | 沖縄

昨日、カンナリゾートヴィラで「車いすの花嫁ウェディングショー」が開催された。昨年4月頃から企画を考え始め多くの人たちの協力を頂いて無事開催することができました。さて、これからが大切なこと・・・。このウェディングショーをきっかけにこれから沖縄の人々だけでなく、世界へ拡げていけるウェディングにしたいと願いは募る。

ショーの開催に先立ってリハーサルが始まった。普段着で到着した花嫁候補が、衣装を身に付け化粧にヘアメークをすると、シンデレラのように輝き始めた。正直、車いすの女性の方々のあれほど晴れやかな素晴らしい笑顔を見たのは初めてのような気がする。

今回の、ノウハウなどはどんどん公開して行きたいと思う。そして、一人でも多くの人々の笑顔が見れたらと思う。衣装には、様々な工夫が凝らしてあるが全く、見せないし見えないところが本当に苦心の作だったとアイトピアの富山先生がおっしゃっていた。形ばかりでなく、衣装を身にまとう女性の心、体、夢など全てのヒヤリングから始めてこそ笑顔いっぱいの衣装につながったんだと思う。

10月26日に沖縄県から補欠での繰り上げ事業として承認された。一時は、プロジェクト解散まで追い詰められた。しかし、女性スタッフはじめ、多くの関係者が最後まで諦めずに頑張った思いが形になったように思える。カンナリゾートヴィラは、こうして人々に愛されるホテルを目指してゆっくりだけど確実に多くの人々の心を捉え始めているように思う。

ホテルに入りきれないほどたくさんのお客様にお越しいただいたことに感謝のことばでいっぱいです。ありがとうございました。

 


愛する心

2012-02-05 07:40:53 | 愛情

人は、誰もが愛するものを持っていると思う。例外もあると言う方も中には、いらっしゃるかもしれないが・・少なくとも自分自身を含めて愛するものが一つくらいはあるのではないだろうか?先般、観光の統計を見ていたら郷土愛と言う問いがあった。全国で郷土愛が強いところは、1番が沖縄、2番目が北海道、3番目は福岡県でした。予想通りという感じでした。沖縄は、沖縄に来て仕事をするようになって強い郷土愛を知った。北海道は、以前仕事で3年ほど関っていたから感じていた。福岡は、私の故郷なので・・よくわかる。福岡県人は、福岡大好き・・「すいとーよー」って人情が丸見えの街。

愛する家族は、かけがえのないもの。子供の頃には感じられなかったけど・・親になってみると子供への愛着と愛する妻への想いなどは、心を暖かくしてくれる。離れて暮らすと余計に想いが募る。その想いを仕事へのエネルギーに変えていく。

仕事への愛情と言うと・・そんなに仕事が好きなの?と返ってくる。仕事は、好きなものに限る!と言いたい!どんなに苦しくても耐える・・と言うより苦しみや困難も楽しみにつながる。そうかな?と疑問の声が聞こえてくるが・・私は少なくてもそう感じている。苦しい時は、苦しさでいっぱいになるけど・・そんな時、未来への思いを考えると今、負けるわけにはいかないと心に強く思い返す。

沖縄に来て1年3ヶ月になる。これから愛する沖縄とのお付き合いがどうなっていくのかまだわからないけど・・・信じるものや愛するものがある限り、人智では及ばない何かの力を感じているかぎりこの地で働き続けると思っている。


ツーリズム

2012-02-04 07:46:07 | 沖縄

グリーンツーリズムという言葉がある。旅には、様々な形がある。沖縄の北部やんばるを中心として村と村が一緒になって地域全体で観光の魅力作りをする。単体では、なかなか観光客を呼べないと悩んでいる地域に、それぞれの個性や特性を活かして広域で魅力つくりをすつことで更に大きな魅力を生み出すことができるのではないかと考えてみると意外に楽しいものが生まれて来るように思える。しかも、地域の子供たちから老人会まで巻き込んでプロジェクトを作ることで、普段見逃している土地の見る力を増してくれるきっかけになるかも知れない。

子供たちだけが知っている秘密の場所が案外おもしろい場所かも知れない。グリーンツーリズムは、森林浴などの自然と触れ合うと言うだけでなく、土地の農業や食を結びつけて考えてみる。観光客の中でグリーンツーリズムの経験者は8%足らずだと言う。まだまだこれからの観光の形だと思う。地域の中だけで考えるのではなく、隣の地域やちょっと離れた地域から自分の地域を眺めてもらって、意見を集めてみるのも良いと思う。

滞在型にこだわるのではなく、自由な形で楽しんで貰うことが大切だと思う。1日体験だけでなく数時間の体験でも、楽しみが大きければ更に次の機会が増えてくる。宿泊+農業体験+食など参加型というのがいい。一緒に作るとか、一緒に考えるとか・・・観光マップ作りを観光客と一緒に行うとか、観光プランを募集するとか・・関り方を工夫する。ともすれば、良いと思っているのは自分達だけかもしれない・・。誰が何を求めているのか?観光客は、これまでどのような行動をとってきたかなど市場での顧客の動きを知ることも必要。もし、観光客が訪れない地域であれば、訪れて貰う魅力や興味を作ることから始めなければならないと思う。

リサイクル観光。今は使われていない施設や環境を生かすことから始める。何よりも、今ある環境を変えてまで、壊してしまっては、地域資源の目減りでしかないと思う。観光を考える機会を様々な立場を超えて地域を越えて話し合う「場」を一度作ってみたいと思う。わくわくする観光を生み出すために!


地域を元気にする

2012-02-03 08:13:27 | リゾートホテル

ここは、沖縄県国頭郡宜野座村にある1軒のリゾートホテル。この地域には、このカンナリゾートホテルが1軒だけある。沖縄の中北部東海岸に位置し、のどかな農村風景の中に点描のように存在している。小さな漁港もある。産業は、農業が中心。有機の里宣言をしたエコ野菜や無農薬野菜が生産されている。この地域で採れた野菜や魚介類をホテルでは使用して、和食やイタリアンをお客様に提供している。

先日あるパーティーでお客様から「野菜が新鮮でシャキシャキして美味しい、旨みがあるね。」とお褒めを頂いた。これは、地元の農家の方のご苦労が実ったと言うことだと思う。沖縄の東海岸は、これと言って何かがあるわけではない。何かが無ければならない観光のお客様には、観光の拠点として活動されることをおススメします。ここは、沖縄の中心にあたる位置にあるから、行動もし易い。インターチェンジも混む事がない。スムーズな行動には最適な場所。

そして、この小さな農村風景を楽しんだり、地域の人々との交流や食を楽しむ、ついでに農業にも親しむことができる。そんな楽しみ方を望まれる方々には、バリ島まで行かなくても宜野座村を尋ねて頂けると充分楽しんで頂ける。沖縄北部には、観光の魅力が山のようにある。大宜味村、国頭村、東村、宜野座村と言う4つの村を楽しむなんて言うのもいいかも知れない。

村めぐりツアーなどいかがでしょう!都会から離れて自然に満ちた空気、緑の木々、美しい湖畔の風景などに触れて、山歩きなども最高です。大宜味まるごとツーリズムの方々との交流が今年始まったばかり、沖縄北部の村めぐりツアーなど考えてみようかと思う。

沖縄の魅力は、北部や東海岸にもあります!新鮮で健康的な美味しい食事を楽しむことももちろんできます。むしろ、ここでしか食することができないものがたくさんあります。この土地を訪ねなければ味わえない空気があります。新たな観光というより守り続けて来た自然に親しんで頂きたいと思います。


スポーツツーリズム

2012-02-02 07:56:06 | 沖縄

沖縄では、プロ野球キャンプが始まった。宜野座村は、阪神タイガースのキャンプ地として有名。昨日は、全選手が顔を揃えてのスタート。今年への意気込みが見受けられる。新たなシーズンへのスタートに緊張の雰囲気やキャンプを楽しみながら調整を始める選手など様々な顔が見える。

多くのプロ野球ファンの人々が、球場を訪れで選手の表情を楽しんでいた。普段と違ってキャンプ中は、選手を身近に感じられると言うのが楽しみの一つだと思う。目の前に選手がいたり、10m先にピッチャーが投球練習をしていたりと・・普段TVや球場で遠くに映る選手達の練習風景と臨場感がファンの人にはたまらない魅力だと思う。

カンナリゾートは、宜野座球場まで車で5分と言う距離なので球場までのアクセスは抜群。交流試合の日などは、多くのファンが駆けつける。宜野座村は、この季節阪神タイガース一色となる。他の野球チームのファンにはちょっと辛いかもしれない・・。しかし、このようなスポーツを主題にしたツーリズムのあり方も楽しみがたくさんある。

参加型のスポーツツーリズムと見学型のツーリズムと様々あるが、沖縄東海岸のこの地域は、ランニングにも最適、自転車で走ってもいい環境。キャンプ地には最高の環境だと思う。起伏に跳んだ地形は、トレーニングには最高だと思う。先日、フルマラソンを控えた選手が合宿にこのホテルに訪れていた。いろいろと話してみると自然に恵まれ、交通量も少なく、のどかな農村風景が心身をリラックスさせてくれると語ってくれた。私達ホテルの食事もスポーツマン向けの食事を提供できる環境も整えている。満足は、環境任せではなく、自分達で工夫して考えていかなければいけないと改めて考える日々だ。