カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

小さなライブ・・・東渕 剛さんからのプレゼント

2011-11-15 07:08:35 | 愛情

先日の日曜日に車いすの男性2人(1名は全身麻痺の方)がカンナに来館。ランチを楽しんで頂いて、庭園を散歩しながら休日を楽しんで頂いた。そこに、東渕さん(長淵剛のモノマネタレントさん:沖縄で活躍中)が12月のイベントを前に音だしのリハに来館。偶然の出会いから、始まった。

全身麻痺の男性が長淵剛の大ファンと言うことで急遽、ミニライブを開催してくださった。「乾杯」に始まって、4曲を歌ってくださった。もう大感激で・・聴衆は5人(私も入れて)は大喝采でした。歌は、心に届く大きなプレゼント。障がいを持ちながら一生懸命に今の自分に残された能力で生きようとする姿は、まさに大感動でした。

東渕さんありがとうございました!!!小さなことが大きな希望や歓びを生み出すんだとつくづく感じさせられた。

 


ホテルへの道

2011-11-12 07:48:39 | 愛情

朝出勤の折、ホテルへ歩いて出勤していると毎朝出合う人がいる。以前は、車で見かけていたけれど歩くようになって・・おはようございます!と挨拶をしたことがきっかけで、道々歩きながら色んな話をするようになった。

カンナで働いていると言うと、「最近カンナヴィラは何か変わったね・・・」と言われました。なんだろうと思い・・。何が変わりましたか?と伺うと・・。「地元の人たちがカンナが身近になったと言ってますよ。」とのこと。朝からとてもうれしい言葉を聞かせてもらった。ホテルは、何より先ず地元の人々に愛されることが一番。そこで、磨かれるのだと思う。顔が見える人達だから良いも悪いも言葉にして伝えてくれる。

最近、県内のお客様が県外のお客様を連れて来られることが少しずつ増えて来ている様に感じる。足元を固めると言う。自分の立っている地域から全てが始まると思う。

沖縄への愛情は、沖縄の人だけではないと思う。様々な人たちが沖縄を好きになってこそ、沖縄の観光が産業として成長していくのだと思う。今できることは、目の前にいる一人のお客様を大切にすること。ここから全てを始めて行きたい。

 


沖縄から日本へアジアへ

2011-11-02 08:31:45 | 愛情

10月27日から11月1日まで東京へ行って来ました。バスの中で、飛行機の中で沖縄の歴史を読み続けて来ました。沖縄の近代の歴史に女傑と言われた2人の女性。金城夏子さん、照屋敏子さん、この二人は、戦後の沖縄に大きな足跡を残しています。これまで、知らなかった沖縄の片鱗を見ることが少しですが見ることが出来たように思える。戦後の日本は食糧もなくとてつもなく厳しい時代であったと思っていましたが、ソテツ地獄と呼ばれる程厳しい時代は、本土にはなかったように思える。そんな中で現在の沖縄の原型が生まれ始めていた。

その時代、糸満には、驚くほどのパワーがあった。創造を絶する時代を勇敢に乗り越えて来た沖縄。だからこそ、21世紀は、沖縄が牽引していかなければならないものがあると思う。沖縄にしかできないことがあると思う。世界のうちなんちゅう大会で感じたうちなんちゅうパワーの源を感じ始めている。これまで、日本中を歩いたりアジアを歩いたけど・・沖縄のような土地は一切なかった。何が・・と言われると・・「人」「風土」だと思う。「なんくるないさ~」と笑顔で年配の女性が語る沖縄には、その厳しい時代の片鱗さえ見えない。日本人はもっと沖縄を知る必要があると思う。マスコミは、もっと沖縄を正しく伝える必要があると思う。

沖縄から始めること・・人の心に温もりと癒しを与える「ケア・ツーリズム」世界中の誰もが心から癒される「沖縄」。音楽、芸能、食、おもてなし、ホスピタリティーが自然にある。当たり前の様に沖縄にはある。観光も良い。けれど、沖縄の心に触れる旅を考えて見たらどうだろう!奥深い沖縄の文化・歴史は、きっと人々を幸せにしてくれるはず。


素敵なお客様

2011-10-17 09:22:24 | 愛情

沖縄で演奏活動を続けている「ケントミ」さんとトミさんファミリーがランチで来館。そこに偶然メゾソプラノの兼島麗子さんがやはりランチで来館。先日の演奏会リハーサルの折にも偶然の出会いがあり、またまた偶然の再会・・これは必然?

トミさんの娘さん3人と車いすの次女の可愛い愛息もジョー君も一緒。もう、大変な賑やかさでプールサイドで記念撮影。チャペルでワンショットとまるで撮影会。ランチもお褒めを頂きました。トミさんとは初対面とは思えない程親近感いっぱい。とっても素敵な女性だった。トミさんの言葉の中には癌と戦いながらの生きると言うことを何気ない形でちりばめられていた。

僕達には、今日を生きると言う何気ない、当たり前の様なことを、トミさんは、1日1日確かめながら生きている。でも、本当に楽しそう!一緒にいるだけでこちらまで楽しくなる。

「車いすの花嫁」プロジェクトが一度予算の関係などでリセットされてしまった。しかし、ユニバーサルデザインに基づくツーリズムやウェディングは、決して歩みを止めては行けないと思う。障がい者のためだけではなく、全ての人々が幸福感を感じることができる豊かさが観光やウェディングには不可欠な要件だと思います。

笑顔いっぱいの1日1日は、皆を幸せにするんだね。

 

 


Facebookから感動のCM

2011-10-07 19:20:01 | 愛情

涙なくしては見ることができない「タイ生命保険」のCM
Youtube OgilvyAsia http://youtu.be/feVOv1hvxfU

このCMは聴覚に障がいを持つ父親とその娘の物語です。手話で自らの意思を伝える父親、そして思春期で難しい時期を迎える娘、ふたりの気持ちはすれ違って行くのですが……。

CM作品の制作を手がけたのは、世界120カ国に拠点を置くマーケティング会社の「オグルヴィ・アンド・メイザー」です。そのアジア支社が「タイ生命保険」の依頼で制作したものです。実は同社は、2009年にも同じくタイ生命保険のCMで、高い評価を得ており、アジアの広告コンテストでグランプリを受賞しているのです。2011年8月に、最新作品「Silence of love」をYoutubeに公開されました。その内容は父親と娘のすれ違いを描いたものです。聴覚に障がいのある父親は、手話で必死に娘とのコミュニケーションを図ろうとします。しかし思春期の娘は、学校でいじめに遭い、「もっとまともなお父さんだったら良かった。話を聞いてくれるお父さんだったら良かった」と、願う日々が続いていたのでした。

そんな矢先、娘の誕生日のことです。内緒で誕生日ケーキを準備して、娘が部屋から降りてくるのを待ってた父親は、娘の部屋からの大きな振動を感じました。駆けつけると、そこには、自ら命を絶とうとした娘の姿が……。父親はこの日、娘に伝えようとしていたことがあります。

「私は生まれつき耳が不自由で話すこともできない。本当に、ごめんね。ほかのお父さんたちのように、話すことができない。でも、わかってほしい。お前の事を心の底から愛している」

余りに感動したのでコピーをしました。伝えたい想い!