カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

車椅子の花嫁とユニバーサルウェディング

2011-07-06 07:56:36 | クラシック音楽

先日、「車椅子の花嫁」イベントで花嫁姿になられた高良美佐代さんが来館されました。カンナリゾートヴィラでは、今年の11月に「車椅子の花嫁」ユニバーサルウェディングイベントを開催する予定でプロジェクトを立ち上げました。「高良美佐代さん」を中心に「NPOバリアフリーネットワーク会議」、「比嘉周作さん」「指定就労継続作業施設あいとぴあ代表の富山光枝さん」「カンナリゾートヴィラ」が現在中心になって動き始めました。これから、ブライダル会社や旅行代理店にも協力を頂きながら進めて行きたいと考えています。

何故今、車椅子の花嫁なのか?沖縄では、現在メディカルツーリズムと言う新たな観光資源を積極的に進めています。これは、これで素晴らしいと思いますが、私は、「沖縄ホスピタリティー」をテーマに「ケアツーリズム」を基本にした観光資源を積極的に活用展開していく事が必要であり、それには、沖縄の環境・風土がぴったりだと思います。沖縄の人々が持つホスピタリティーや風土・食材・文化などは当にケアツーリズムのためにあるようにさえ思ってしまいます。障害者の方々だけにやさしいと言うのではなく人にやさしい文化を持つ沖縄だからこそできるのではないかと思います。そして、「ユニバーサルウェディング」障害者の方々にリゾートウェディングを挙げて頂きたい。むしろ、沖縄で結婚式を挙げて頂く環境を作るところにケアツーリズムがあるように思います。これから、このプロジェクトが進む中で知って頂けるような情報公開を進めて行きたいと思います。


音楽会の楽しみ方

2011-07-05 07:34:27 | クラシック音楽

音楽会を楽しむ!音楽会と言うと、ちょっとオシャレして気の合う仲間と、または素敵なパートナーと出かけるちょっとしたイベント。ワクワク感たっぷりの日常の中の楽しみ。演奏者の演目に対する想いとか作曲家の曲想のイメージとかを知ると楽しみも増加する。昨日、「満月からの贈り物」シリーズで7月の演奏者のお二人がリハーサルを兼ねて来館。カンナリゾートのファンクションホール(演奏会場)での音だしで音の広がりなどをチェックして頂きました。ホールは高天上で壁は木の壁なので音の響きが予想をはるかに超えた様子で感激して頂きました。特に、弦楽器の広がりは、音色を楽しんで頂けるホールとして完璧との声。毎月定例の音楽会を夜会としてディナーを召しあって頂いたあとに演奏家を楽しんで頂くというダブルの楽しみがあります。

もっとクラシックを身近に感じて、楽しんで頂きたいとの想いと県内の演奏者の方々に演奏の機会を持って頂きたいとの考えから始めて、今では多くのファンのお客様がいらっしゃるようになりました。昨日のリハ終了後、ピアノの大城英明さんとバイオリンの与那嶺理香さんとの会話も寝転がって月を眺めながらの演奏会なども楽しいし、ちょっとかしこまっての演奏会も楽しいと演奏会談義で盛り上がりました。普段、当たり前の様にある月を改めて眺めて見ると大きな月が輝く景色は、沖縄の特別な贈り物と言えそうです。ここ宜野座村で見る月は、格別に大きく銀色に輝いています。季節によって月の色や輝きが微妙に変化します。金色に輝く季節のあれば青く輝く季節の時もあります。クラシックに限らず、音楽は言葉を越えて心に中にダイレクトに飛び込んできます。自然の風景も同じです。訳もなく感動することも経験があると思います。そして、美食を楽しむことも・・これも理屈抜きで楽しめる。五感が満腹になるほどの贅沢な時間。音楽は、気取りの無い心で素直に楽しむと今まで感じられなかった楽しみが湧き出てくる。日常を忘れてしまう贅沢な時間。小さなホールで隠れ家だから楽しめる特別な時間。演奏終了後の演奏者との会話も楽しい。苦労話しや笑い話に花が咲く。こんな素敵な演奏会もあるんだと楽しんで頂けるとうれしいです。