カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

沖縄に住むと言う事旅をするということ

2011-07-22 09:44:36 | 沖縄

沖縄に来て1年が経ちました。沖縄に住み始めて・・最初は文化の違いや習慣の違いに戸惑いもあったけど・・徐々に色んな人たちと出会い触れ合って行くうちにこの文化の素晴らしさや人々の温もりを感じるようになりました。エメラルドグリーンの海ややんばると言った雄大な自然環境に恵まれたこの地域は、古き伝統と歴史が息づく国と言ってもいいですね。昔は、琉球と言ったといいますが、今でもいたるところに日常のあちこちに琉球が生きていると感じます。

旅行で沖縄を訪ねると、旅行者として異文化に触れると言う体験ができる。これは、日本の中にある外国文化そのもの。沖縄は、自分達の歴史や文化を大切にしていることが、生活をしていると良くわかるようになった。暦も旧暦を使っているし、ビジネスをする人の殆どが沖縄手帳を持っている。沖縄に対する執着ではなく愛着。郷土愛をもの凄く感じる。

「うちなんちゅう」に代表される言葉がいたるところにある。FM沖縄やAM放送では、「うちなー口」の独特の語り口が当たり前。意味不明の言葉が続いても、意外に楽しいと感じるのは、ここの空気がそうさせているのかな?沖縄に住んでいることを楽しむ。そして、沖縄を訪れる人々に沖縄の素晴らしさをどうしたらもっと伝えられるかを考え始めています。先ず、自分がこの街を愛し、この人々を愛し、この文化を愛することから始めてみよう。そして、未来の沖縄が人々の心を穏やかに豊かにする素晴らしい地域になることを願っています。


理想と現実と情熱

2011-07-21 07:50:58 | 日記

夢を追う事は、素晴らしい事。将来、こんな事をしたいと思うことは年齢を重ねても同じ。ただ、ちょっぴり将来と言う時間が短くなっていることが違うくらい。いい年?をしても、夢はある。ある友人の女性が9年はあっという間と言っていました。彼女にとって、目の前に色んな夢や理想があってそれを実現するために費やす時間がとっても大切で、その時間はどんどん過ぎていくのだろうと思う。彼女は、今年40歳を迎える。ロマンチックな夢や理想はもちろん心に秘めている。オン、オフの時間の使い方もとても上手い。見習わなければと思う。

私も、56歳になってこれからやりたい事や自分の人生で残したい事が沢山ある。1日の時間がとっても短くて足りない。もっと時間を上手く使いたいと思いながら・・・なかなか都合良くはいかない。

誰もが自分の夢や希望がある。そして、それを実現したいと思う情熱もある。夢がない・・・と言う人が時にはいるけれど・・・叶えたい事柄があるはずなのに気づいていないだけだと思う。お金が欲しいとか有名になりたいとかオシャレな服を着たい、美味しいものを食べたい、恋人が欲しい、友達が欲しい。どんなことでもいいと思う。それは、自分にとってはかけがえの無いことです。その事を大切な事だと思うことが大事なことだと思う。大事なことだからと自分に言い聞かせて自分を「知る」。そして、成功したらこんな風になるんだと描く。理想の写真や絵や小説など夢を形として認識する。目で見て、耳で聞いて、とに角自分の持っている全てを使って理想の姿を描くことが大切。今は、できなくても2年後3年後に実現できたらいいと思う。そのために、何をすべきかを考えると行動できる。考える時には、上手く行っている人を見習うことから始めてみると楽にスタートが切れる。

私は、ホテル、旅館再生や地域活性化がこれからの人生の夢。そして、沖縄に来て現実にホテルの活性化や地域の活性化への仕事に着手できた。最初は、もちろん、ホテルを元気にすることから始めて・・徐々に地域との関係強化、地域の活性化と言った方面へと手が広がって行く。なぜ?そんな面倒で難しい仕事を選ぶのか?笑顔が好きなんだと思う。小さいころから人の笑顔が大好きだった。これが全てのスタート。理想と現実にギャップがあるのは当たり前。でも、情熱があれば続けられる。苦しい時も、理想の形が目に見えると続ける事ができる。そして、小さな成功や進歩をきちんと自分で認めて「よし!」一つ実現できたと喜ぶ。ことで自分をほめてあげられる。


バカンスを楽しむ

2011-07-20 07:09:18 | リゾートホテル

超多忙な日々を送る友人2人から突然、カンナリゾートに宿泊したいとメールが朝5時に来て・・サプライズなうれしさで歓迎のメールを送ってその7時間後の14時には到着。彼女達は、日頃は休む間もなく働き続ける人たちでいつ休みがとれるかわからない・・・と言った状況。そんな中、カンナリゾートに来て日常から解き放たれた時間を24時間過ごして貰いました。

バカンスを楽しむには、お金と時間が必要と言います。確かにそうかもしれませんが・・考え方次第なのではないかと思います。バカンスでくつろいだ時間を過ごし、充電し命を豊かにできたら・・・きっとお金以上のものが得られるのではないかなと思いました。全く日常から解き放たれた時間を過ごすために海外へ出かける方も多いと思います。でも、沖縄のカンナリゾートは、そんな時間を過ごすには最適な空間と環境があります。豪華で華やかなホテルではなく、アジアの人里離れたちょっぴりリッチなホテルで、時間を忘れて過ごす感じですね。

ちょっと私が、外出している間に、彼女達は、到着して、陽射しの中で、レストランテラスでシャンパンとランチを味わい楽しんでいました。少しの時間、一緒に会話を楽しみながら再会を楽しみました。夜は、プールサイドでBBQを味わい、最後は、バーでカクテルを楽しむとあっと言う間に時間が過ぎて行きました。夜から朝までの時間がまだまだたっぷりと残されています。翌日もレイトアウトでのんびり過ごしてもらいます。台風の影響もあり、宿泊キャンセルが出ていたこともあり・・お客様も少なめで、くつろぐには贅沢と言っていいほどの環境でした。もともと、このホテルは30棟のヴィラで構成されているので・・お客様同士が顔を合わせる時間が限られていることもあり「隠れ家リゾートとして」訪れる方は多くいらっしゃいます。

シンプルでありながら、ちょっぴり贅沢な感じがするこのホテルは、沖縄でもここだけしかない空間だと思います。


ハワイアンフラ ー美しい女性達の競演ー

2011-07-18 09:18:23 | リゾートホテル

7月17日(日)カンナリゾートヴィラで、地元の女性達によるハワイアンフライベント開催。沢山のお客様がお越しになりました。駐車場は、満車状態でかつて無い賑わいでした。午前中からは手作り市が行われたこともあり相乗効果ですね。昨日は、3つのイベントがありました。沖縄フランス協会の総会もあり、午後3時頃にはにぎわいもピークとなりました。

16日に「満月からの贈り物」を終えた翌日で、疲れも見せずに全てのスタッフが全力投球してくれたお陰です。感謝です。お客様の中に、ドイツフェストを終えたフルート奏者の渡久地さんの顔も見え、くつろいだ様子でお過ごし頂き何よりでした。忙しい合間を縫って、食事に来て頂いたりカンナリゾートを愛用頂き感謝しております。

フライベントは、海が見えるプールサイドで開幕。直前まで台風の心配が全てのスタッフや出演者にありましたが、「絶対大丈夫!」と開き直ってとにかく開催と走って来ましたが、無事に終えて内心ホッと一息です。イベンで、お客様が楽しんで頂いている様子を見ていると心が和みます。一安心!!!


クラシックの凄さをあらためて・・

2011-07-17 07:41:24 | クラシック音楽

イベントを控えて台風の行方が気になる1週間でした。昨夜は、満月コンサートも盛況の中無事に終了しました。感動のひと時でした。與那覇理香さんの演奏は、ヴァイオリンの弦から生み出される音が何倍にも広がり時にやさしく、時にかなしく、美しくホール中に響き渡っていました。なかでも、宮古民謡トーガニ・アヤグ(編曲:與儀亨)はまるで宮古島の空に浮かぶ満月や風に揺れるさとうきび畑が目に浮かんでくるようで涙が出て仕方がありませんでした。優しく切ない宮古島の風景が心の中いっぱいに広がって来ました。與那嶺さん、感動をありがとう!

そして、大城英明さんのピアノ演奏ではガーシュインのサマータイムとW.ボルコムのヘビのキッスは、ピアニシモの柔らかくも切ない響きから、フォルテでは、大波のような迫力は、これがクラシックかと思えるほどのパワーとリズムには、驚きから呆然と見つめる自分がいました。大城さんに感謝の言葉が見つかりません。ありがとうございました。このコンサートのために行われたリハは10時間を越えていると思います。1時間の演奏のために費やす時間が今日の感動に結びついたんだと思います。

音楽とディナーの競演には、料理長も2回目を迎えましたが・・一流の演奏に負けない料理を演出する苦労は並大抵ではありません。メニューを考え、素材を探し、選ぶ・・そして、美しく盛り付ける・・まさに勝負です。この絶妙なバランスをお客様に堪能していただく為に1ヶ月に1度が精一杯です。

担当する私達も満月コンサートが終わるとホッとします。来月は、8月18日(木)琉球交響楽団シリーズで弦楽四重奏です。来月はVOL3.また、素晴らしい演奏を聞かせて頂けると心から待ち遠しい思いです。