NPO法人あきた菜の花ネットワーク

NPO法人あきた菜の花ネットワークからのお知らせです。

上ノ国町へ行ってきました(3)

2010-02-02 15:28:55 | 活動報告
(前の記事からの続きです)

翌31日は「とても育ちが良い」ことで評判の菜の花を見学しました。
上ノ国町議員の尾田さんがブログで紹介したわけですが、本当に育ちが良すぎてビックリしました。詳細は下記ブログでご覧になれますが、茎が太く、草丈が高く、根もミッシリ生えており、秋田で普段見ている菜の花とはまさに別人(別植物)でした。
なぜこんなに育ちが良いのか、可能性としては、①土壌の栄養分が豊富、②水はけがよい、といった点が考えられます。見た目はホクホクの黒ボク土でした。現地は傾斜のある草地だったところで、この傾斜が水はけを良くしているのかもしれません。

秋田も栽培技術を向上させて上ノ国町に負けないようにしなければ、と痛感した今回の訪問でした。

ちなみに現地は背後に巨大風車、そして日本海を望める絶好のロケーション。満開時にはたくさんの人が訪れること間違いなしですね。


尾田議員のブログ:http://homepage2.nifty.com/91902491/
天の川・菜の花プロジェクトのブログ:http://nanohana09.kitaguni.tv/

上ノ国町へ行ってきました(2)

2010-02-02 15:19:14 | 活動報告
先の記事の続きになります。

講演終了後、30日は現地に宿泊したのですが、宿泊した場所というのが凄い所でした。
詳細はリンク先をご覧いただきたいのですが、日本海の海辺(というか崖)に面したところにある「宮寿司」というお寿司屋さんです。お寿司屋さんなのに宿泊できるというのがとても珍しいですね。
この「宮寿司」、旬な美味しいネタを手頃な価格で提供するお店として有名で、「上ノ国町といえば宮寿司」という位知られているお店です。東京からこのお店で寿司を食べるためだけに日帰りするお客さんもいるとのことで、夕食・朝食をいただけた自分はとても良い経験をさせていただきました(ちなみに一泊二食付きで7,500円~)。

ここのご主人も菜の花栽培にとても関心を寄せており、今年は海辺の土地一面に菜の花を栽培すると張り切っておられました。菜の花は塩にとても強いのです。

「宮寿司」:http://www9.ocn.ne.jp/~miyazusi/syukuhaku.htm
 →ネットワークのリンク集からも飛べます

上ノ国町へ行ってきました(1)

2010-02-02 14:55:06 | 活動報告
ご無沙汰しております、ネットワーク(県立大学)の渡部です。
今回は、北海道上ノ国町訪問(1/30~31)についてご報告です。

上ノ国町は北海道南西部にある渡島半島に位置している町です。北海道では数少ない中世の史跡・文化財を有する地域で、道内で最も早い時期に和人が定住した地であると言われています。

上ノ国町には、昨年1月30日に設立された「天の川・菜の花プロジェクト」という団体があります。ちょうど設立して1年になりますが、我々ネットワークと同様、菜の花を活かして農業・農村を元気にしようと頑張っている団体です。会員数は180名程度と、設立1年にして、ネットワークの会員数を大幅に上回るとても活発な団体でもあります。団体設立にあたり秋田を訪れネットワークの取組みを視察したり、キザキノナタネをネットワークから購入したりと、ネットワークと非常に関係の深い団体です。

この度は、上ノ国町における菜の花の取組みをより普及させることを目的として、講演会が開催されました。その講師として、鈴木さん、日向野先生、私が呼ばれたというわけです。
鈴木さんからは秋田における菜の花の取組みの来し方行く末について、日向野先生からはBDFについて講演があり、私は大学で取り組んでいる栽培実験についてお話しをしました。
講演後、会場からはたくさんの質問も寄せられ、菜の花の取組みに対する熱意を感じました。

(続く)