NPO法人あきた菜の花ネットワーク

NPO法人あきた菜の花ネットワークからのお知らせです。

【ちょっと、寄り道】 菜の花と誰か (仮) ① 「あきた美彩館」について

2010-02-09 21:34:56 | その他
本日、2度目の更新となります。あきた菜の花ネットワークの後藤です。

最近、ブログの更新が少ないぞ!という声をうけまして、新コーナーとやらを企画したいと思います。

コーナー名は「菜の花と誰か(仮)」
↑後藤はネーミングセンスがないので、誰かコーナー名を考えてください!!!

このコーナーの目的は、秋田の菜の花に関わる人々・モノを紹介することで、いろいろな人に秋田の取り組みを理解してもらうことです。

では、①回目は「あきた美彩館」についてお話したいと思います。


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なぜ、美彩館のお話をするの?と思う方もいらっしゃるでしょう。
それは、ネットワーク会員の「ニューバイオファーム」が美彩館の運営を行なうことになったからです。

小坂町の菜の花ネットワーク会員によると、
「美彩館をニューバイオファームが運営することによって、更なる展望が見えた」
とのこと。

我々の期待を一身に背負っている場所なんですね。


「私たちの将来の希望の懸け橋となっている美彩館を見にいきたい!」
と、言うわけでネットワーク関係者6人で東京都品川にある美彩館を見てきました!

駅から降り、品川水族館に向かう道を歩き、5分くらいすると美彩館を発見。
休日のせいもあってか、結構お客さんが出入りしていました。

店内には、秋田では見かけないような商品もちらほら…
私は、イブリガッコをフリーズドライし、塩やカレーで味付けしたお菓子を初めて見ました。
このお菓子を食べた渡部先生曰く「うまかった」そうです。


そんなこんなしているうちに、美彩館の前でニューバイオファームの鈴木社長に会うことができました。
どうやら、美彩館で採用するアルバイトの面接をするために東京に来ていたそうです。


とても忙しい鈴木社長にせっかく会えたので、美彩館について聞いたみました。

Q:美彩館のレストランは、いつからやるんですか?
「3月20日くらいを目処にしています。」

Q:美彩館でどのようなことをやっていきたいと考えていますか?
「料理教室を開催して秋田の食材の活用方法を伝えるといった、秋田の食の情報を発信できることも企画したいと考えています。」

他にも、秋田の情報発信拠点としてやるべきこと、レストラン運営に関するお話をしてくださいました。


鈴木社長の中にあるアンテナショップ経営ビジョンは、秋田の食と農のこれからを考えて、たてられていました。

秋田の様々な食材が結びつく場として、秋田の食を伝える場として、秋田の食のブランドを確立する場として、頑張っていただきたいものです。


秋田に住んでいない方は勿論、秋田に住んでいる方も、東京・品川に行った時は「あきた美彩館」に足をお運びくださいませ。


リトル秋田がそこにはあります。
きっと、リアル秋田にきたくなるはず。


では、また。

【活動報告】 第10回 全国菜の花サミットin愛知県田原市 に参加してきました

2010-02-09 21:10:20 | 活動報告
ごぶさたしておりました。NPO法人あきた菜の花ネットワークの後藤です。
ただ今、秋田県小坂町に滞在しております。
小坂町は美味しいものが多いので、夕ご飯を食べすぎた私のお腹は破裂しそうです。


今回のブログでは、2月6日、7日に参加した全国菜の花サミット@愛知県田原市の様子をお話ししたいと思います。

愛知県田原市には、6名のネットワーク関係者が向かいました。
全国の菜の花の取り組みの動向を把握し、我々の取り組みに組み込めるものは組み込む気満々で行きました。

愛知県田原市は、既に菜の花が咲いていると伺っていたので、暖かいと思いこんでたのですが、風が刺すように寒かったです。


さて、今、手元にメモがないので、覚えているところだけを書き込ませていただきます。

① 田原市における菜の花は、地域の人の誇りをつなぐ道具みたいなものだった
→ 田原市の菜の花ネットワークは、ネットワーク代表の安田さんが「耕作放棄地をなくしたい」という思いを持って動き、それに賛同した仲間によって継続された結果でした。
ちなみに、安田さんは農業委員をやっていたそうです。耕作放棄地の現状と向き合う立場となり、耕作放棄地の菜の花栽培に取り組んだのです。

② 菜の花の多面的側面を活用した地域づくりを考える必要がある
→ その地域の資源と菜の花の景観を合わせてみるとか。だそうです。
   いまいち、ピンときませんでしたが…

③ 全国における菜の花栽培の課題は、①種子確保、②雑草対策、③交雑、だそうです。
→ 雑草対策のために、田畑輪換にとりくまれている方も多々見受けられました。



啓蒙活動などは、我々ネットワークの取り組みとそう違いません。
(イベントにおける搾油実演、講習会など)

菜の花栽培の試験は、愛知県のほうが盛んでした。
(県による試験。内容として、愛知県に合う品種の選別、播種時期など)


全国の動向と比較しながら、秋田の進んでいる点、遅れている点を理解することのできたイベントでした。

今後の秋田における菜の花の取り組みの展開方向を考える良い機会となりました。

これからも、菜の花から秋田を元気にするべく頑張っていきます!
では、また。

上ノ国町へ行ってきました(3)

2010-02-02 15:28:55 | 活動報告
(前の記事からの続きです)

翌31日は「とても育ちが良い」ことで評判の菜の花を見学しました。
上ノ国町議員の尾田さんがブログで紹介したわけですが、本当に育ちが良すぎてビックリしました。詳細は下記ブログでご覧になれますが、茎が太く、草丈が高く、根もミッシリ生えており、秋田で普段見ている菜の花とはまさに別人(別植物)でした。
なぜこんなに育ちが良いのか、可能性としては、①土壌の栄養分が豊富、②水はけがよい、といった点が考えられます。見た目はホクホクの黒ボク土でした。現地は傾斜のある草地だったところで、この傾斜が水はけを良くしているのかもしれません。

秋田も栽培技術を向上させて上ノ国町に負けないようにしなければ、と痛感した今回の訪問でした。

ちなみに現地は背後に巨大風車、そして日本海を望める絶好のロケーション。満開時にはたくさんの人が訪れること間違いなしですね。


尾田議員のブログ:http://homepage2.nifty.com/91902491/
天の川・菜の花プロジェクトのブログ:http://nanohana09.kitaguni.tv/

上ノ国町へ行ってきました(2)

2010-02-02 15:19:14 | 活動報告
先の記事の続きになります。

講演終了後、30日は現地に宿泊したのですが、宿泊した場所というのが凄い所でした。
詳細はリンク先をご覧いただきたいのですが、日本海の海辺(というか崖)に面したところにある「宮寿司」というお寿司屋さんです。お寿司屋さんなのに宿泊できるというのがとても珍しいですね。
この「宮寿司」、旬な美味しいネタを手頃な価格で提供するお店として有名で、「上ノ国町といえば宮寿司」という位知られているお店です。東京からこのお店で寿司を食べるためだけに日帰りするお客さんもいるとのことで、夕食・朝食をいただけた自分はとても良い経験をさせていただきました(ちなみに一泊二食付きで7,500円~)。

ここのご主人も菜の花栽培にとても関心を寄せており、今年は海辺の土地一面に菜の花を栽培すると張り切っておられました。菜の花は塩にとても強いのです。

「宮寿司」:http://www9.ocn.ne.jp/~miyazusi/syukuhaku.htm
 →ネットワークのリンク集からも飛べます

上ノ国町へ行ってきました(1)

2010-02-02 14:55:06 | 活動報告
ご無沙汰しております、ネットワーク(県立大学)の渡部です。
今回は、北海道上ノ国町訪問(1/30~31)についてご報告です。

上ノ国町は北海道南西部にある渡島半島に位置している町です。北海道では数少ない中世の史跡・文化財を有する地域で、道内で最も早い時期に和人が定住した地であると言われています。

上ノ国町には、昨年1月30日に設立された「天の川・菜の花プロジェクト」という団体があります。ちょうど設立して1年になりますが、我々ネットワークと同様、菜の花を活かして農業・農村を元気にしようと頑張っている団体です。会員数は180名程度と、設立1年にして、ネットワークの会員数を大幅に上回るとても活発な団体でもあります。団体設立にあたり秋田を訪れネットワークの取組みを視察したり、キザキノナタネをネットワークから購入したりと、ネットワークと非常に関係の深い団体です。

この度は、上ノ国町における菜の花の取組みをより普及させることを目的として、講演会が開催されました。その講師として、鈴木さん、日向野先生、私が呼ばれたというわけです。
鈴木さんからは秋田における菜の花の取組みの来し方行く末について、日向野先生からはBDFについて講演があり、私は大学で取り組んでいる栽培実験についてお話しをしました。
講演後、会場からはたくさんの質問も寄せられ、菜の花の取組みに対する熱意を感じました。

(続く)