あこがれモダン

身軽に生きたいと思う今日この頃

安さの訳

2007-05-16 17:48:05 | kimono
漠然と持ってないタイプの浴衣が欲しいと思っていました。The浴衣というのは、紺白のあじさい浴衣があるし、水色絞りも夏着物にできるかというとちょっと厳しい気が・・・。
ようするに私が欲しいのは、浴衣としてもちろん着られるけれど半襦袢を合わせれば、電車に乗ったりしてもいい夏着物としても耐えられる浴衣・・・というのが絞り込めました。

そして性懲りもなくネットを徘徊していたらオークションで、綿紅梅の仕立てあがり新品浴衣が1599円~というのを見つけました。去年の売れ残りという事ですが、曲がりなりにも高級浴衣と呼ばれる綿紅梅がこの値段ってあり?って感じです
綿紅梅なら半襦袢に夏帯を締めればちょっとしたお出かけ着にもなる・・・。気に入った色柄が2枚あって迷っていたのですが、高くなったらやめればいいやと2点に入札。どうせ値段が上がって無理だろうと思っていたら2点とも1599円のまま落札!
とはいえ手元に届いてまた返品なんて事になったら恥ずかしいので、購入した事はUPしなかったのですが、昨晩到着しました。まずはサイズを測って身丈163cm、裄68cmあるのを確認。

購入したのはこの2点。送料入れても3848円也















そして早速ファッションショー!















































































色柄は、気に入ってるし、サイズも合ってる、生地もコーマ地と違って薄くてさらりとしていい感じ。こんな浴衣がなぜ安いのか・・・それは多分、仕立て=縫製です。

中国で縫われたこの浴衣オールミシン縫い。袖口も振りも裾も・・・です。















誰かがテレビで言っていたのか、本で読んだのか忘れましたが、こういう浴衣は気になる所だけ解いてくけるとかなりいい感じなるそうなので私もそうするつもりです。

仕立ても本仕立てじゃなく、リカちゃんやジェニーの着物のようにピンタックを取る要領のなんちゃっておくみ。掛衿も衿にかけてあるのではなく、掛衿が衿になってます。

今時の着物の値段の差というのは、生地や染めよりも仕立て、縫製の差なのでしょうかねぇ?
もちろん出来上がりの形は中国で縫おうがインドで縫おうが同じです。
でも着物を着ない人達には気にならないであろう部分が実は大事なのになぁと思います。

初めて浴衣を自分で買う若い人達がこういう浴衣を気にせず着るのはちょっと、いえかなり問題かも。

それでも私が着る夏着物がわりとしては、いい物が手に入ったと満足していますけど(^^ゞ
コメント (10)
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