
この本、
集英社文庫の夏の文庫本紹介リーフレットを読んでいて
面白そうだったから買ってきたんだけど
すごい面白かった!
男子高校生が4人出てくるんだけど
語り手の美国以外の
3人はどれも本当に”将来いい男になるだろうなぁ”
って感じが漂っていて。
何人も同年代の子が出てくる話やドラマ、漫画は
だいたい「この人がいいなー

思う人がいるんだけど
この3人においては順位をつけがたい笑
というよりも
3人のキャラクターが実は
しっかりとイメージされなかった。
最後の方になってやっと寛司がいいかなーと思ったり。
でも最後の著者のあとがきでも
4人を完全に把握できたのは
話の後半からと書いてあって
その文がまたよかった。
あと書いてて楽しいのは○○
自分が男だったらこんな男になりたいのは○○
ってのも同感でさらに満足度大!
美国は語り手だったということもあって
どこかものたりなかったんだけど
そこも書いてあってもう感心。
あとね
解説もいいんだよ。
あーわたしノスタルジーに
やられてるわけだ
ってのがよく分かった。
よくさ、こういう青春の話を読むと
あのころに読みたかった!
って思うんだけど
ノスタルジーが味わえるのは今読むからだよなぁ
と思ったのでした。