目について借りてきた本。
トイレでタバコが発見される。
遅刻の人数が増える。
これらの始まりの合図に教師たちはまだ気づかない。
私たちの学校が崩壊しつつあることを。
私には一体何が出来るのだろうか……。
といった内容。
んー今だから分かるよなぁ。
たしかに中学というのは荒れているんだよね。
集団になっていろんなことを発信し始めるといういうか。
高校になると大学へのステップ感が強いから
そんなことはないんだけど。
私のクラスも傍から見ると荒れていたなぁ。
いじめとか煙草とか夜遊びという類ではなくて
不要物とか授業中がとにかくうるさかった。
だから高校に行って初めに驚いたことは
”なんでみんな静かに勉強してんの?!”だった。
最初はカルチャーショックだよねー笑
隣りの人と話ながら
相談しながら余計なこと話ながらの
授業空間だった身にしてみたら。
んで他の中学出身の子に
「なんで静かなの?!」って言ったら
「あたり前だよっ」って返ってきたのにもびっくりしたなー。
私はこの本の主人公と違って
”学校を良くしなきゃ”とか
”クラスを良くしなきゃ”って意識は正直なかったんだよなぁ。
たぶん、中学のクラスの子はみんなそう思っていたと思う。
生徒会もやっていたし部活もやっていたし、
勉強もがんばっていたけど
それら全部、自分が楽しいから、
自分が思い描くようになることが嬉しいから
そんな意識でやっていたような。
だから授業中、どんなにうるさくても
正直、”自分が困ってくれ”って思いながら
楽しんじゃっていたのかも。
文章にするとちょっとタチが悪いんだけどね。
さて瀬尾さんの本、調べてみたら前にも
「卵の緒」という本を読んだことがあって
今日、図書館で予約した「幸福な食卓」という
ネットで面白いと書いてあったから予約した本も
著者は瀬尾さんでしたー。
知らない著者だと誰が書いているとか気にしないで
借りているんだなーとふと気づかされた事実。
瀬尾さんの本は
心の中の台詞が多めです。