The Society of Alternative Medicine from 1987/代替医療学会

Structured Micronutrient:US PAT/TH FDA(Med), JP FDA(Food)

マイクロプラスチック、水道水に含有

2018-04-25 22:18:34 | 健康

「マイクロプラスティック」の画像検索結果

水道水から人の体内に入ってくるプラスチック粒子は、年間3000~4000個に上る恐れがあるとする研究結果が6日、発表された。14か国で収集したサンプルに基づく結果だという。

 プラスチック粒子を体内に取り込むことによる健康リスクは不明だが、過去には、害を及ぼす可能性のある化学物質や細菌がこれら粒子に吸収・放出される可能性があるとの研究結果も発表されている。

 米ミネソタ大学(米ニューヨーク州立大学)の研究チームによる調査を基に、NPO「オーブ・メディア」が作成した報告書「Invisibles: The plastic inside us(目に見えないもの:人体内のプラスチック)」によると、対象となった水道水サンプル159のうち、「83%にプラスチック粒子が含まれていることが分かった」という。

 

 研究の多くは、湖や川、海、大気などを対象にプラスチックごみ汚染の影響を調べたものとなっているが、実際に人が飲む水に光が当てられることはこれまでなかった。水道水を対象とした今回に調査について、研究チームは世界初と主張している。

 水道水サンプルの収集期間は今年の1~3月で、採取した場所はウガンダのカンパラ、インドのニューデリー、インドネシアのジャカルタ、レバノンのベイルート、エクアドルのキトの各首都および米国と欧州7か国の複数の都市だ。

「マイクロプラスティック」の画像検索結果

 全てのサンプルは、米ミネソタ州ミネアポリスにあるミネソタ大で分析された。

 分析の結果、見つかった粒子の大半は、長さが0.1~5ミリのプラスチック繊維だった。水道水1リットルに含まれる粒子は0~57個で、平均すると1リットル当たり4.34個だった。

「水道水の単位体積当たりのプラスチック粒子密度が最も高かったのは北米で、最も低かったのは、総合的に欧州7か国だった」と、研究チームは記している。

その他の飲食物からも摂取

 男性の場合、1日の飲料水摂取量として推奨されている3リットルを基準とし、飲み物をすべて水道水か水道水で作ったものにすると、毎日14個のプラスチック粒子を摂取する可能性があると、報告書の執筆者らは説明している。女性では、同2.2リットルの摂取で1日当たり約10個の粒子を体内に取り込むことになる。

 

「この日々の粒子摂取量は、1年間では、男性で4000個以上、女性では3000個以上となる」と研究チームは報告書に記している。

 さらに「これらのプラスチック粒子は、海塩、ビール、シーフード、その他の食品によって摂取される可能性のあるプラスチックに追加される」ことも指摘された。

 1月に発表された研究では、欧州で甲殻類を食べている人の場合、それだけで年間最大1万1000個のマイクロプラスチックを体内に摂取している恐れがあるとされた。

 研究チームは、潜在的な汚染源および汚染経路、そして人の健康リスクなどに関するデータをさらに収集するために調査を重ねる必要があると呼びかけている。

http://www.afpbb.com/articles/-/3142010?page=1

 

マイクロプラスチックmicroplastics

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF

 

ペットボトルの水の93%はマイクロプラスチックを含んでいることが判明。WHOが検証へ

https://www.gizmodo.jp/2018/03/report-finds-microplastic-in-93-of-bottled-water-tested.html

 

洗料や歯磨きに含まれるマイクロプラスチック問題(兼廣春之/大妻女子大学)

http://www.env.go.jp/water/marine_litter/08_HaruyukiKANEHIRO.pdf

 

マイクロプラスチック問題について(平成28年度海事問題調査委員会報告書)

http://www.kaiyo-kai.com/cms/wp-content/uploads/2017/02/170225_kaimon-H29-3-Honbun.pdf

 

マイクロプラスチック、ほぼ全ての食卓用海塩に含有。各国での研究で判明。飲料水汚染に続く「グローバル汚染」が明瞭に(一般社団法人環境金融研究機構:RIEF)

http://rief-jp.org/ct12/72592

 

 


オクタン酸で高血糖を改善

2018-04-25 21:53:57 | 糖尿病

{{{画像alt1}}}

Caprylic acid (n-octanoic acid)

血糖値を下げるインスリンの分泌が、特定のにおい物質に反応して活発化することを東北大などの研究チームが突き止め、英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に24日、発表した。糖尿病の新しい治療薬開発につながる可能性があるという。
 東北大の山田哲也准教授らは、膵臓(すいぞう)でインスリンを分泌する細胞に、鼻の神経にある「嗅覚受容体15」が存在することを発見。この受容体が、ココナツなどに含まれるにおい物質「オクタン酸」を感知すると、インスリンの分泌を促すことが分かった。
 マウスにオクタン酸を経口投与する実験では、この反応が血糖値が高い時のみ表れるという結果も得られた。低血糖症状を起こす心配の少ない安全な新薬の開発が期待されるという。

 

におい物質で高血糖を改善 ‐新しい糖尿病治療薬の開発へ(東北大学)

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/01/press20180125-02.html

Olfactory receptors are expressed in pancreatic β-cells and promote glucose-stimulated insulin secretion
「嗅覚受容体は膵β細胞に発現しグルコース応答性インスリン分泌を促進する」
掲載誌:Scientific Reports

 

カプリル酸(caprylic acid)オクタン酸 (octanoic acid)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%AB%E9%85%B8

ヤシ油椰子油/ココナッツオイル (coconut oil))

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%B7%E6%B2%B9

n-オクタン酸

http://www.chemicalbook.com/ChemicalProductProperty_JP_CB5227624.htm

 


肥満と癌

2018-04-25 21:34:39 | がん

図1 がんと肥満の関係

 肥満になると、がんになりやすくなる―。統計学的に知られていた事実について、北大遺伝子病制御研究所の研究グループは24日、原因の一部を解明したと発表した。肥満状態のマウスに抗炎症剤のアスピリンを投与して脂肪細胞の炎症を抑えると、がん細胞の発生そのものが抑えられることも分かり、研究グループは「がんを発症する前の人に、予防的な治療を行える道が開けるかもしれない」と話す。


 研究グループによると、肥満が膵臓(すいぞう)がんなどの発症確率を高めることは統計学的に示されていたが、原因は分かっていなかった。

 研究グループはこれまでの研究で、がん細胞が発生するかなり前の段階で「がん予備軍の細胞」が周囲の正常な細胞層によって押し出され、体外に排除される仕組みを証明していた。

 今回は「肥満になると、この仕組みが働きにくくなるのではないか」との仮説を立て、検証した。

 実験では高脂肪の餌を与えてマウスを太らせ、「がん予備軍の細胞」をさまざまな部位に発生させた。すると、膵臓と小腸で「がん予備軍の細胞」を体外に押し出す仕組みが抑制され、体内に残った。特に膵臓では増殖し、1カ月後に小さな腫瘍の塊になった。

 「がん予備軍の細胞」は、その細胞内のミトコンドリアの機能が低下し、体外に排除されやすくなる。しかし、脂肪が増えると、ミトコンドリアの機能が低下せず、体外に排除されにくくなることを確認した。


肥満が発がんを促進する原因の一端を解明 (北海道大学)

https://www.hokudai.ac.jp/news/180425_pr.pdf


肥満と癌(原英二:がん研究会がん研究所 がん生物部 部長)

https://www.jca.gr.jp/public/seminar/024/001_hara.html

図3 肥満は肝臓に細胞老化と発がんを引き起こす

 

がんの発生要因(国立がん研究センター癌情報サービス)

https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/factor.html

表1 食物関連要因とがんとの関連のまとめ1)

表1 食物関連要因とがんとの関連のまとめ の表

 

肥満度(BMI)とがん全体の発生率との関係について(国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ)

http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/266.html


図1.肥満度とがん発生率との関係

図2.肥満とがんとの関係







脂肪燃やす酵素(JMJD1A)

2018-04-25 20:59:19 | 糖尿病

「脂肪燃やす酵素」の画像検索結果

寒い環境にさらされ続けると、燃えない種類の脂肪を燃えるように変える酵素の働きをマウス実験などで解明したと、東京大と東北大、群馬大の研究チームが21日までに英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。この酵素の働きを肥満や生活習慣病の治療、予防に応用できる可能性があるという。

関連画像


 


 脂肪には燃えて熱を生じる褐色脂肪と、燃えずにエネルギーを蓄積する白色脂肪がある。寒さを感じると、褐色脂肪の細胞で熱を生み出す遺伝子が働く。さらに寒さが長く続くと、白色脂肪もこの遺伝子の封印が外れて働き、ベージュ脂肪に変わって燃え始める。

「JMJD1A」の画像検索結果


 遺伝子を構成するひも状のDNAは非常に長いため、普段は多数の糸巻きに巻かれた状態になって封印されており、遺伝子が働く際にほどける。 

 酒井寿郎東京大教授(東北大教授兼務)らは、白色脂肪細胞では「JMJD1A」と呼ばれる酵素が熱を生み出す遺伝子のDNAをほどいて封印を外し、ベージュ脂肪に変えることを明らかにした。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042100174&g=soc

 

Jmjd1a(Jmjd1a、Jumonji domain-containing 1a)

https://ja.wikipedia.org/wiki/Jmjd1a

 

シグナルを感知する足場タンパク質JMJD1Aは、SWI/SNFとの結合によって急速に動的クロマチン変化を誘導し、熱産生を調節する

https://www.natureasia.com/ja-jp/ncomms/abstracts/65296

「JMJD1A」の画像検索結果

関連画像