それから毎日、夢は勉強に遊びに楽しい学校生活を送っていました。
でも、困ってしまうことが時々あります。それは、授業中に四小のことを思って、
校庭を見ながらついボーッとしてしまうことです。この間もボーッと校庭の方を
見ていて、先生に注意されてしまいました。三日に一度は注意されているような
感じです。休み時間、夢は四小に会ってそのことを話しました。すると四小は、
「見ていたわ。」
と、軽く言って笑ったのです。
「なんだ、知ってたの。」
夢は、ちょっとムッとしました。なぜって、始めて会った時、いつも見ているなんて
四小は言わなかったし、四小を思いボーッとして注意された自分が
ちょっぴりはずかしかったからです。