昆布酒ですが、『ごちそうさん』という大正昭和を舞台にしたドラマで、大村というメガネちびの先輩に連れられて行った立ち飲み屋で出されていました。「安酒が高級酒に変わる魔法の酒や。呑んでみ」とメガネは言いました。茶碗蒸しの様な器の蓋を開けると、酒に身厚の昆布が一片入っています。酒に薄く色が出て旨そうです。温く燗をつけているのではないかと思いました。戦争がはじまり物資が少なくなってくると、メガネは昆布を持参して酒に沈めていましたので中毒性のある旨さのようです。
写真はリサイクル店で買った徳利と銚子です。左の容器を徳利、右を銚子とよぶみたいです。白い盃は古本屋で買いました。
筆者は大河ドラマで武将が酒を呑む時の急須の平べったいやつみたいなのが欲しくてリサイクル店で探してみたのですが、ピッタリな感じのが有りませんでした。写真の右のは盃とセットでしたので、酒を呑む容器に相違ありません。武将のイメージとは違う気がしますがとりあえず買っときました。松竹梅の徳利もとりあえず買っときました。朱のお盆もついでに買いました。
武将の酒器の名前をインターネットで調べたら、徳利とお銚子の違いはたくさん出てきました。ですがまあ、どれもこれもコピペの説明ばかりでうんざりしました。学者の論文でもコピペコピペ言ってますのでインターネットの文章なんてさもありなん、という感じです。武将のは鹿児島の千代香(チョカ)というのが一番見た目が近いのですが、焼酎を入れる容器なので、お酒だと違うみたいです。燗瓶(カンピン)という器も有りましたが武将には使ってもらいたくない間抜けな形状なので、アレはもう、銚子でいいや、と決めました。俺が決めました。なのでよろしくお願いいたします。
筆者はお銚子に結び昆布を入れストーブの上で人肌に燗をつけて呑んでいます。次の日の燗冷ましを呑んでもまた(゜д゜)ウマーです。