この映画はシン・ゴジラへのアンサーだと思いました。
アレですね、オタク同士が俺のほうが詳しいって言ってマウント取り合う舌戦、って有るじゃないですか。経験ないですか?有るでしょ?アレですよ。
庵野は美大上がりの絵描きくずれ、山崎はコンピューターグラフィックスの技術者上がり、両者被ってる所も多いけど守備範囲が違う。なので出来た作品は全然違うけど、本質は同じ、って感じです。違いは作家主義的で俺流を通す庵野と、技術屋の使命感で全方位的な成功を第一義とする山崎、って所。同じなのは両者面白さの源泉が「香炉峰の雪」、ってところですかね。知らんけど。
キャスティングは良かった。
龍之介君とミツオは中の人俳優のキャラがなんとなく似てるのが微妙だった。ミツオがいつもモンブランと思われる万年筆をポケットに指しているのいろいろ考察出来るの観客に対するサービスだとおもうけど、うざかった。
龍之介君がG1ぽい革ジャン着てバイク乗ってる。アレはやり過ぎだとお思った。ちと萎えた。