トルコ、シリアの国境地帯で起きた震災、既に犠牲者の数が1万5千人以上となって…
日本で起きた東日本大震災を超える数の方が、亡くなっている模様とのこと。
私は「国境なき医師団」に定期寄付をしているので、彼らが現地で人命救護に活躍してくれる助けになればと思います。
被害が最小限で留まりますように。
そして、今後の街の復興に、できれば日本の耐震建築の技術が役立てばいいな、と思います。
話は変わって、今となっては我が家の唯一の愛車、アルファロメオ156V6 2.5、ペッピーノさん。
昨年の2月7日に納車となったので、それから1年あまりが経過しました。
走行距離は、12か月で1万1千キロを少し超えた、というところです。
まる1年、完璧にノートラブルで頑張ってくれました。
(夏に、後付けのドライブレコーダーのSDカードが不良になって交換しましたが)
ところが、1年間無事に勤め上げたので安心したのか、ちょうど1年を過ぎたところで…
車本体としては初めてのトラブルが起きました。
この程度のものをトラブルと言っていいのかどうか、微妙ですが。
故障というより、細かい消耗品の寿命なんですけど。
ギアをバックに入れたときに、車体後ろで左右二つ点灯する白いランプのうち、右側が点かなくなったのです。
左右二つあるので、片側が点かなくてもバックしようとしていることは分かるんですが。
近くのオートバックスとかでも電球の交換はできるし、なんならネットで買って自分で交換もできるんですけど…
ただの球切れでない可能性もちょっとあるし…
ペッピーノさんを買った「若きマエストロ」S君の工場の近くを通る用事もあったので、ついでに見せました。
トランクの内張を剥がして中のバルブを見た結果、やっぱり球切れだと分かったので…
工場の隅に転がっていたバルブをくっつけて、作業はものの5分で終了。
マエストロは「どうせうちに転がってた球を入れただけだし、お代はいただかなくていいです」
ということで、工賃もバルブ代もただで、そのまま帰されました。
ありがたいけど、そんな商売していて、S君大丈夫?
結果的にお金はかからず、時間も給油程度のもので帰ってきてしまったので、トラブルともいえないかな、やっぱり。
それ以外に関してはペッピーノさん、毎日機嫌の変化さえなく、絶好調です。
そして、マエストロの所に行ったついでに、いくつか新しい情報を仕入れることが出来ました。
雨が降ったとき、フロントガラスに付く水の量によって自動的に動きが速くなったり遅くなったりするワイパー。
S君によると、雨量感知センサー付きの、オートワイパーがこの車には付いているので…
「別にオカルトな現象ではないですよ」と笑っていました。
ただこのオートワイパーも、2005年初登録のオリジナルの状態で標準装備されていたものではなく…
これまた、前のオーナーが後付けしたものだそうです。
「吊るし」の状態ではなく、いろいろ手を入れてある車だということは分かって来ていましたけど…
ほんとにいろいろ、現代的な装備を追加してある個体なんですね。
ブルートゥースでスマホの音楽アプリとのリンクができる、オーディオシステム。
BOSEのスピーカーシステム。
カーナビゲーション。
ドライブレコーダー。
雨量感知式オートワイパー。
オリジナルから換装され、大幅に強化されたブレーキ。
固められたサスペンション。
Q2システムと呼ばれる、アルファ独自開発の、リミテッド・スリップ・デフギア。
その上マエストロによると…
「他にも156のV6Qシステムには、何回か乗ったことがあるんですけど…
この車、ドカンと踏むと普通のV6Qシステムと比べて、異様にスタートダッシュが速い気がする」
だそうで「もしかしたら他にも何か手を入れてるのかもしれません。よくわかんないけど」とのこと。
確かにミッションをスポーツモード、もしくはマニュアルモードにして、ゼロ加速で思い切り踏みこむと…
背中がシートに押し付けられるような加速感で、とても194馬力のAT車とは思えないくらいです。
本当に排気系=マフラーもオリジナルなんだろうか、と思ったり。
タイヤのインチアップとか、社外エアロパーツの取り付けとか…
そういった外から見たときに、すぐにわかるような改造がされてないのは…
これも前オーナーの、一種のこだわりなのかもしれないです。
ちなみに、こんなにお金をかけて改造した、しかも「当たり」の個体の車を手放した前オーナーは…
マエストロのお父さんの会社の顧客で、ペッピーノさんを手放した後は…
現行アルファロメオのセダン、ジュリアの、クアドリフォリオに乗り換えたみたいです。
最高出力510馬力、最大トルク600ニュートンメーターの、スーパーカーみたいなセダン。
やっぱりね……
ジュリア・クアドリフォリオは、車体本体価格だけで1千万を超える車ですよ。金持ちだったんだなあ。
一方、ペッピーノさんは何もかも込み込みで、50万円台で買いました。
ビンボな我が家には身の丈に合った、貧者のアルファですね。笑
でも、アルファオリジナルの名機ブッソV6エンジンは、他に代えがたい官能的な喜びを与えてくれるから。
なんといっても、音がいいですね。現代のエンジンよりも。
私はジュリア・クアドリフォリオとか、もっと強烈なGTA、GTAmとかのモンスターマシンより…
やっぱり、ペッピーノさんのほうを選びます。
(また2台持ちできる身分になったら、ジュリアGTAmほしいですけどね。笑)
都会の一般道だと、燃費は7km/L前後と言う感じであんまり良くないけれど…
ほとんどが両親の介護・介助のために使っていることから、実は、ガソリン代は父が後払いで払ってくれてます。
なので私のお財布は全然痛んでないんです。申し訳ないけど、そこは事情が事情なので甘えてしまっています。
高速代はもちろん自前ですけど、あんまり高速には乗らないんで問題になりません。
故障してお金がかかるということが全くないし。
車検代も全部込み込みで、13万5千円で済んだし。
(これはブログにも明細を書きましたね)
昨年から収入が半分どころではなく、10分の1以下にドッカンと下がって…
ほとんど妻の収入だけに、家計を頼っている身としては…
そして折からの物価高の中では…
お財布に優しい車で助かります。
それから、経済的な事情からマエストロに売った、前の愛車「メメ」ですが…
新オーナーから、トラブルの報告は何も来てないそうです。
もうほんのちょっとで、車歴が満30年になるメメですけれど…
S君がしっかり納車前整備をしてくれたんだから、トラブルはないでしょうね。
去年までの愛車が、無事で元気でいてくれるという話を聞くだけで、うれしいです。
車歴17年4か月になるのに、ほぼ毎日稼働して、がんばってくれているペッピーノさん。
そこそこ旧車のイタリア車を、うちみたいにガンガン普段使いしている人、どれくらいいるのかわかりませんが。
古いイタリア車なんて怖くて乗れない、と言っている人には、うちを見てほしいですね。
これからもペッピーノさんを信頼して、仲良く、ご安全に、カーライフを送りたいです。
おまけ動画。
またニュルブルクリンク北コースでの、スポーツ走行オンボード動画です。
アルファ156のハッチバックバージョンともいえる、147GTAにQ2デフを組み込んだ車の走行シーンです。
黒のポルシェ911には少し手こずってますが、最終的に、全ての先行車を抜き去る痛快なドライビング。
これが過給機なしの、3リッターのFF車なんだから、すごい。
どうぞ。