


昨日の記事の 「 霊犬 早太郎 伝説のある光前寺に行ってきました! 」
から、続いています

’09年8月上旬に、長野県駒ケ根市にある、千畳敷カール周辺に、
家族で、バスとロープウェイを、乗り継いで、行ってきました


「 千畳敷カール 」 とは? 駒ヶ根観光協会
前日に、駒ヶ根市に、着いて、光前寺へ、お参りに行って、
地元の、安いお宿で、一泊しました。
おちびたちにとっては、これが、はじめての、
本格的な、お泊り体験となりました

翌日になり、朝の天気予報では、午前中は、曇りで、お昼過ぎ頃から、晴れ、
夕方から、また、曇り、という予報でした


登山靴を履いて、防寒具と雨具、お弁当、水筒、おやつなどを、
リュックに入れて、いざ、標高2956mの木曽駒ケ岳の、ふもとにある、
千畳敷カール ( 標高2612m ) へ、ハイキングに、出かけました


中央アルプス駒ケ岳ロープウェイの、しらび平駅 ( 標高1662m ) から、
乗って、終点の千畳敷駅 ( 標高2612m … 日本一標高の高い駅です )
へ、標高差950mの空中の旅を、楽しみました!

駒ケ岳ロープウェイの車窓から、望む、南アルプスの山々が、雲の合い間に、一瞬、見えました。
千畳敷駅に、着いてから、すぐ近くにある、
小さな神社に、お参りしてから、歩きはじめました。

オオヒョウタンボク

コバイケイソウ

千畳敷カールの、美しい、高山植物の丘。

デジカメのズームを、最大にして、やっと、とらえた、南アルプスの山々の上に、小さく、顔を出している、富士山。
肉眼でも、ほんの、わずかに、それらしきものが、見えました


ハイキング ・ コースから、眺めた、乗越浄土と千畳敷カール。

ミヤマキンバイ

千畳敷カールから、岩がごろごろしている、登山道に、登ってみました。

オットセイ岩

チシマギキョウ? イワギキョウ?

乗越浄土にある、道しるべ。

天狗の顔に、似ていることから、天狗岩、と言われているそうです。
この岩が、見える、乗越浄土 ( のっこしじょうど ) まで、なんとか、がんばって、登りました


チングルマ

千畳敷カールに、わずかに、残っていた、雪渓。

豊かな、大自然の中の、美しい、高山植物たち。

ホソバノヤマハハコ

ミヤマノアキノキリンソウ

宝剣岳と千畳敷カール

遠い空と雲の合い間に、わずかに、見えた、ひこうき雲。
千畳敷カールには、20年くらい前に、わたしが、高校生だった頃に、
お友達と、来たことがありました。
その頃と比べて、今回の旅で、いろんなことが、勉強になりましたね。
あの頃は、ロープウェイの千畳敷駅から、乗越浄土まで、
らくらく登れたのですが、さすがに、もう、
あのときと、同じ体力ではなくなっていて、
別の山??、と思ってしまったくらい、
体力的に、とても、きつかった、ということでした。
そして、おまけに、おちびたちまで、いっしょに、登ったわけですから ・ ・ ・
本当に、無事に、下山できて、良かったなあと、しみじみ思いました。
霊犬 早太郎さんと、駒ケ岳の山の神さまが、守ってくれたんだと、
心から、感謝しています。
昔、来て、素晴らしいところだったので、この景色を、
おちびたちに、どうしても、見せてあげたくて、計画したのですが …
自分の年齢と体力を、ものすごい、甘くみていました … 。
とても、反省しています。
でも、今では、いい教訓になったと思っています。
これからは、自分たちに、ふさわしい里山を、選んで、
地道なハイキングを、心がけたいと思います

そして、もう一つ、とても、気がかりなことが、ありました … 。
登山道に、タバコの吸い殻が、落ちていたこと。
乗越浄土で、休憩していたら、そこで、タバコを吸っていた人がいたこと。
新鮮な空気を、すいたくて、がんばって、登ってきたのに、
まさか、の出来事でした ・ ・ ・ 。
すごい、ショック、でしたね … 。
若い頃に、登ったときの、あの、美しかった、千畳敷カールと、
本当に、別の山に、思えてしまいました … 。
それから、団体登山客の数が、尋常でないくらい、ものすごくて、
千畳敷駅が、人で、あふれていました … 。
中央アルプスの山に、来た、とは思えなくて、
まるで、原宿の歩行者天国にでも、いるような感じでした … 。
20年くらい前に、来たときは、わたしたちを含めて、
本当に、数えるくらいの、わずかな登山者しか、いませんでした。
あまりにも、たくさんの人が、一度に、自然に、入りすぎてしまうと ・ ・ ・
どうなるでしょうか ・ ・ ・
今回の旅で、貴重な自然にふれて、癒されたのと、同時に、
それを、絶やさずに、大事に、守り育てて、
未来へと、残していかなければならないと、
あらためて、感じました





ほいじゃ、また。。。










