木の実、花の実、私の身

花が咲き終わった後、実をつける。
この実をよぉくみると、実にいとおしい。

子どもを亡くすということ

2011年02月06日 | 日々の想い
ご縁に感謝いたします

東洋占術コンサルティングの「条光」です


普段はめったに見ない新聞の死亡欄にどこかで見た名前…

年齢32歳…みいちゃん・・・

私の昔からの友達の娘の名前…

想いが一気に5年前の息子の亡くなった時に戻って、

動悸と何とも言えない想いと押しつぶされるような不安感が身体じゅうをよぎりました。


その日の朝方、久々に亡くなった息子の夢をみました。

久々に会えて嬉しくて、何度も思い出しながら夢の中での息子との会話を思い出していました。

夢の中で息子から電話がかかってきました。

「ひさしぶりやねぇ」「元気にしとった?」

「今度いつ会える?」私の質問に

息子は何にも言わないで泣いている様子…

ひょっとして、みいちゃんの事を知らせてくれたのかもしれない。



子どもを亡くした親は

「この悲しみを乗り越えられるのだろうか」という大きな疑問を抱えています。

私もそうでした。

「この苦しくて、押しつぶされる焦燥感と不安感を死ぬまで抱えて生きていくんだろうか」

時間がその時で止まってしまい、目が覚めても、覚めても深い深い海の底に沈殿してしまったような…


そんな生きているのか死んでいるのか解らない状態が無限に続くような感じがしていました。

暗中模索のなかで、生きること、死ぬこと、いずれ誰でも死んでいくこと、魂は永遠であること…

生きている意味、経験、体験、感情を見つけることなどなど…考えて考えて考えて…

そのうち、こんなことを考えていることがとっても心地よく癒してくれることに気がつきました。


その中で、一つだけ言えることがあります。

決して以前には戻れないということ。

新しい私の始まりです。

“自分に起きてくることは全て受け入れる”

浮かび上がった感情を丁寧に感じてあげて、受け入れて、

そして解放してあげる。

そんな自分なりのゲームをしているうちに、ストレスや、嫌な感情や、

人を嫌ったり、嫉妬したり、妬んだり…という気持ちが無くなって、

以前よりずっと優しくなっている自分に気がつきました。


もうひとつ気がついたこと、

息子は亡くなっていません。

「ちゃんと夢の中で逢っているのですから」