1年前に骨折してボルトとナットを入れたのを今回除去する手術をしてまいりました。
先生に言わせると「簡単だよ~」と言われるので、すっかり信じた私は本当に楽な手術かと思っていました。
入院も一泊二日だし、どってことないと思ってましたが…
麻酔、手術、術後は骨折の時と全く同じでした。
病衣に着替えて点滴。
14:00少し前にトイレを済まして、手術着に着替えて手術室まで歩いていきました。
ストレッチャーに乗って名前と生年月日を聞かれ、No.4の手術室へ到着。
手術台に乗せられ、看護師さんが優しくテキパキと声をかけてくださりながら、左手には酸素濃度を測る機械と、右手には常時定期的に測る血圧計をはめられ、心臓には心電図をつけられました。
麻酔医の先生が来られ挨拶をされ、いよいよ腰椎麻酔です。
前回、一番痛くて苦痛だったのが腰椎麻酔でしたので、事前に看護師さんに痛くないように…とお願いしておきました。
腰を丸くし、消毒をして、おへそを見るような姿勢をとらされました。その間、看護師さんが常に肩と腰を抑えてくれていたのが、とても安心感がありました。
前回と比べると一回でスーッと入っていきました。でも、液が中に入っていくのは、重たいような、なんか気持ち悪いものがありました。
すぐに下半身が暖かくなりました。自分でも、麻酔が上手くいったのがわかりました。
麻酔が終わると、右手と左手が動かないように(抑制)縛られてしまいました。もう身動きが出来ません。
胸のあたりに目隠しの棒みたいのが出てきて、布で覆われました。
ズボンを脱がされ…
あっ、私は一年前からふんてぃを履いていて、今回入院にあたって、ふつうのパンツを履いて行こうと思って履いてみたのですが、パンツのゴムがキツくて締め付けられ、気持ち悪かったので、しょうがない!ふんてぃで、自然のままで行くことに決めたのでした。
チョット恥ずかしい気持ちもしましたが、どうすることも出来ません。
麻酔が効いたか、ドクターがチェックをしています。
効いたのを確認してから、ドクターがやってきて消毒を始めています。私の下半身はもはや、自分の思うようにならず全く感覚がありません。
右足を上に上げて消毒をしているのですが、目に見えるのは私の足らしいのですが、感覚がないので、もはや私の右足だと思っていたものは、物体としか見られませんでした。不思議な感覚。体は私じゃない!と思った一瞬でした。
ライトを患部に当て手術開始です。
痛くはないのですが、圧は感じます。今メスが入ったかな?ボルトを外しているのかな?など音やライトに映ったボヤけたドクターの動きを見ながら、神経を右足に集中…しようとするのですが、長く続かず、ぼーっとしているうちに看護師さんが「終わりましたよ~。今から縫っていきますね」
外したボルトはどうされますか?と聞かれたので「いただきます」と言ってもらったのがコレ↓
一年間わたしの体の中で支えてくれていたボルトとナットです💕
手術は終わり、テキパキと優しく声をかけてくださりながらストレッチャーに乗せられます。次にICUのベッドに乗せられます。その間、手術室の看護師さんは病室の看護師さんに手術の経過を引き継ぎされています。
病室に15:45分頃に戻ってきました。
看護師さんが点滴を替えています。吐き気止めとか抗生物質とか入れているみたいです。
自分の手で、自分の腰や腿を触れてみました。麻酔の効いている下半身はまるで、膨張した温かい肉の塊のようでした。
私の物ではない感覚です。
叩いてもつねっても何にも感じません。
しばらくウトウトしていました。途中、看護師さんが酸素濃度や血圧や体温を計りに来られます。
最初、ヘソの周りまで麻酔が効いていたのが、18:00頃から徐々に腰のあたりまで冷めてきました。
その時点で寝がえりが打てないのが苦痛になってきました。両足が全く動かないので、手でベッド柵を持って腰を浮かそうとしますが、うまい具合に浮かせません。
ヘソから腰、だんだんと麻酔が冷めて行くにかけて動かせるようになってきました。
左足から動かせるようになり、ようやく左側に寝がえりができました。
寝がえりする事がこんなに嬉しいなんて感激です。
右足にも感覚が戻ってきて右側にも寝がえりができ、膝を立てるとこが出来ます。
腰の痛みも寝がえりで軽減されました。寝がえりって大切ですね~。
21:00尿意が出てきたので、ナースコールを押しました。ナースコールを押すのに勇気がいりますね。
なんか、悪いような申し訳ないような気がするのです。
でも、こんな観念は要らないですね。
トイレでオシッコをする事がありがたいなぁと感じる幸せ。
不自由を経験すると自由の有難さを感じる幸せ。
当たり前の事がとても新鮮で素晴らしい事に気づく幸せ。
定期的に点滴やバイタルチェックをしてくださったり、要望に応えてくれる看護師さんの有難さ。
一日絶食したので、翌日の朝食も嬉しかった。私としては1日だけど、ファスティングできて良かったと思っています(*^o^*)
ドクターは2泊でもいいと言われたのですが、私がどうしても退院したいというので一泊で退院しました。
そして家に帰った安心感、一日中自宅でウトウトしていました。それがまた幸せでした。
自分の体が自分で思うように動かせない事を経験して、改めて体は大切だなぁと思いました。愛すべき体ですね~☆~(ゝ。∂)
ボルトとナットが取れました。
先生に言わせると「簡単だよ~」と言われるので、すっかり信じた私は本当に楽な手術かと思っていました。
入院も一泊二日だし、どってことないと思ってましたが…
麻酔、手術、術後は骨折の時と全く同じでした。
病衣に着替えて点滴。
14:00少し前にトイレを済まして、手術着に着替えて手術室まで歩いていきました。
ストレッチャーに乗って名前と生年月日を聞かれ、No.4の手術室へ到着。
手術台に乗せられ、看護師さんが優しくテキパキと声をかけてくださりながら、左手には酸素濃度を測る機械と、右手には常時定期的に測る血圧計をはめられ、心臓には心電図をつけられました。
麻酔医の先生が来られ挨拶をされ、いよいよ腰椎麻酔です。
前回、一番痛くて苦痛だったのが腰椎麻酔でしたので、事前に看護師さんに痛くないように…とお願いしておきました。
腰を丸くし、消毒をして、おへそを見るような姿勢をとらされました。その間、看護師さんが常に肩と腰を抑えてくれていたのが、とても安心感がありました。
前回と比べると一回でスーッと入っていきました。でも、液が中に入っていくのは、重たいような、なんか気持ち悪いものがありました。
すぐに下半身が暖かくなりました。自分でも、麻酔が上手くいったのがわかりました。
麻酔が終わると、右手と左手が動かないように(抑制)縛られてしまいました。もう身動きが出来ません。
胸のあたりに目隠しの棒みたいのが出てきて、布で覆われました。
ズボンを脱がされ…
あっ、私は一年前からふんてぃを履いていて、今回入院にあたって、ふつうのパンツを履いて行こうと思って履いてみたのですが、パンツのゴムがキツくて締め付けられ、気持ち悪かったので、しょうがない!ふんてぃで、自然のままで行くことに決めたのでした。
チョット恥ずかしい気持ちもしましたが、どうすることも出来ません。
麻酔が効いたか、ドクターがチェックをしています。
効いたのを確認してから、ドクターがやってきて消毒を始めています。私の下半身はもはや、自分の思うようにならず全く感覚がありません。
右足を上に上げて消毒をしているのですが、目に見えるのは私の足らしいのですが、感覚がないので、もはや私の右足だと思っていたものは、物体としか見られませんでした。不思議な感覚。体は私じゃない!と思った一瞬でした。
ライトを患部に当て手術開始です。
痛くはないのですが、圧は感じます。今メスが入ったかな?ボルトを外しているのかな?など音やライトに映ったボヤけたドクターの動きを見ながら、神経を右足に集中…しようとするのですが、長く続かず、ぼーっとしているうちに看護師さんが「終わりましたよ~。今から縫っていきますね」
外したボルトはどうされますか?と聞かれたので「いただきます」と言ってもらったのがコレ↓
一年間わたしの体の中で支えてくれていたボルトとナットです💕
手術は終わり、テキパキと優しく声をかけてくださりながらストレッチャーに乗せられます。次にICUのベッドに乗せられます。その間、手術室の看護師さんは病室の看護師さんに手術の経過を引き継ぎされています。
病室に15:45分頃に戻ってきました。
看護師さんが点滴を替えています。吐き気止めとか抗生物質とか入れているみたいです。
自分の手で、自分の腰や腿を触れてみました。麻酔の効いている下半身はまるで、膨張した温かい肉の塊のようでした。
私の物ではない感覚です。
叩いてもつねっても何にも感じません。
しばらくウトウトしていました。途中、看護師さんが酸素濃度や血圧や体温を計りに来られます。
最初、ヘソの周りまで麻酔が効いていたのが、18:00頃から徐々に腰のあたりまで冷めてきました。
その時点で寝がえりが打てないのが苦痛になってきました。両足が全く動かないので、手でベッド柵を持って腰を浮かそうとしますが、うまい具合に浮かせません。
ヘソから腰、だんだんと麻酔が冷めて行くにかけて動かせるようになってきました。
左足から動かせるようになり、ようやく左側に寝がえりができました。
寝がえりする事がこんなに嬉しいなんて感激です。
右足にも感覚が戻ってきて右側にも寝がえりができ、膝を立てるとこが出来ます。
腰の痛みも寝がえりで軽減されました。寝がえりって大切ですね~。
21:00尿意が出てきたので、ナースコールを押しました。ナースコールを押すのに勇気がいりますね。
なんか、悪いような申し訳ないような気がするのです。
でも、こんな観念は要らないですね。
トイレでオシッコをする事がありがたいなぁと感じる幸せ。
不自由を経験すると自由の有難さを感じる幸せ。
当たり前の事がとても新鮮で素晴らしい事に気づく幸せ。
定期的に点滴やバイタルチェックをしてくださったり、要望に応えてくれる看護師さんの有難さ。
一日絶食したので、翌日の朝食も嬉しかった。私としては1日だけど、ファスティングできて良かったと思っています(*^o^*)
ドクターは2泊でもいいと言われたのですが、私がどうしても退院したいというので一泊で退院しました。
そして家に帰った安心感、一日中自宅でウトウトしていました。それがまた幸せでした。
自分の体が自分で思うように動かせない事を経験して、改めて体は大切だなぁと思いました。愛すべき体ですね~☆~(ゝ。∂)
ボルトとナットが取れました。
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