ライター・翻訳家のあんなそんなこんな

自宅で執筆のお仕事をしています。
子育てやインテリア、お料理など思いのままに。

90歳の叔父の言葉。

2015-10-03 01:16:45 | あんなのお仕事
やっと「コラムの霊」が降りてきて、執筆終了。

自分で自分をほめたい気分になりながら、
ブログを連投しちゃいます

昨日、数年ぶりに電話で話した、フリーの評論家として執筆活動をしている叔父は90歳。
今でも新幹線に乗って会合に出席したり、記事を書いたりしているそうです。
相変わらず頭の回転がすごく速くて、弾丸トークに圧倒されました。
90歳になっても表現者として必要とされる人は、パワフルじゃなくっちゃ、と実感。
出張したときは、2万歩も歩くこともざらだそうです
…スゴすぎます。

舞台芸術の評論をしている叔父の言葉で心に残ったのは、「与党内野党だね」。
「お世辞も書いたりするんだけど、それも必要。でも、お世辞だけじゃいけない」と。
それは映画や音楽に関するコラムを書く私にも通じることだと思います。
ただの広告のような文章を書く人は他にもいる。
でも、批判ばかり書いていたら、嫌な人になる。
クライアントとの関係を大切にしながら、時には批判することも大切。

そう言えば、先日ノンフィクションライターのトークイベントに観客として参加して、
一線で勝負するライターたちの話を聞きながら、
取材対象と距離を保ちながら、ぎりぎりで書くことのしんどさ、面白さを思い出しました。
以前、映像ドキュメンタリーに関する仕事をしていた頃、、
取材されたくない人を説得して、ぎりぎりのところで世に問題を訴えていたこともあったなあ、と。
最近の私は取材対象(タレントとか)を絶賛する記事が多く、すっかりホネナシです。
以前は会社に属していて、会社が守ってくれたからいいけれど、
フリーの立場では踏み込むのが怖いんですよね。。。何となく。
イベントに参加したときに会った担当者が、「ぜひ企画を出してみてください!」と言っていたので、
真に受けて出してみようかな。

コメント (2)
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