中日新聞に130902「香り付き柔軟剤流行に悲鳴 化学物質過敏症の人たち」に続いて、2013年10月14日中日新聞に「学校での香料自粛を 過敏症の生徒ら増加」という記事が載った。
端折ると「化学物質過敏症の当事者の団体や彼らを支援する市民団体(香料自粛を求める会、化学物質問題市民研究会、日本消費者連盟関西グループ、反農薬東京グループの四団体)が今月四日、文部科学省に「(香料を使用した柔軟剤や制汗剤などで健康状態が悪化する学生や生徒が多いことを理由に)、学校等における香料自粛に関する要望」を提出した。
と言うことだ。ここまで行けばなにがしかの自粛(規制)がなされるであろう。「化学物質過敏症の人」達の問題はシックハウス問題で終わったのかなんて思っていたのは素人で、そんな簡単なモノではなかった。やはりマスコミが宣伝しないとこの世には知らないことは多い、というより、知らないことばかりだ。(化学物質過敏症支援センター)
この記事の終わりに、◆「重症患者の現実知って」として、「ドキュメンタリー映画「いのちの林檎(りんご)」で、主人公の三十代の女性は過敏症の重症患者で、化学物質の影響をあまり受けずに生活できる場所を探し、標高千メートル地点で母とテント生活を始めた、と言うことである。
実際の重症の低周波音被害者も似たような状況で、”終の棲家”を隣人の”低周波音発生装置”によりその場を去らざるを得なくなった人たちが少なくない。そして、一度、低周波音被害に冒されると低周波音に対しアレルギー的に反応する場合が少なくなく、引っ越し後も、新たなる騒音源の不安を感じ、自分の引越に際してそうだったように、”終の棲家”を見つけるのが難しく、詰まるところ、「標高千メートル地点でのテント生活」、即ち、近辺に騒音源が現在無く、またもし、後から出来たら直ぐに引越をするくらいの心構えでいないといけなくなる。
(白井康彦)化学物質過敏症の当事者の団体や彼らを支援する市民団体が今月四日、文部科学省に「学校等における香料自粛に関する要望」を提出した。香料を使用した柔軟剤や制汗剤などで健康状態が悪化する学生や生徒が多いことを理由に挙げている。今後、他省庁にも香料を使った製品による健康被害の対策づくりを求めていく。
要望したのは、香料自粛を求める会、化学物質問題市民研究会、日本消費者連盟関西グループ、反農薬東京グループの四団体。
要望書は幼稚園や学校などに児童、生徒、学生らが持ち込む香料の強いにおいによって、頭痛、息苦しさ、不眠といった健康障害が起きていることを指摘。においのもととして洗剤、シャンプー、整髪料なども挙げた。(続き)
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