川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

川柳しま専科 19/6/8(土)~叩いたらいっそう籠るひきこもり~

2019-06-08 | 川柳

 

 

今日の川柳


叩いたらいっそう籠るひきこもり

たたいたらいっそうこもるひきこもり


引き籠っている方は相当なプレッシャーがかかっているのではないか。

よってたかって叩けば、いっそう深く潜ってしまうのでは。

細い糸でいい、

家族も含めてなんとか社会との関り(支援、励まし)を保つようにしたい。

行政のいっそうの努力を期待したい。

 

はせお待つ白河の関やっと越え

はせおまつしらかわのせきやっとこえ  

 

2019/6/4

白河の関。積年の願いが叶いました。

 

松尾芭蕉 「奥の細道」より

1689年新暦6月8日、白河の関を訪ねる。
 気持ちだけが先立って落ち着かない旅の日数を重ねているうちに『白河の関』に来て、

旅を続けようと言う気持ちも固まった。
何とかして、都の人々にこの素晴らしい景観を知らせたいと機会を探した昔の人々の話も当然である。

数ある関所の中でもこの白河の関所は、奥州3関の1つであり(歌枕としても有名なこの地を)風流人が訪れて、様々な感動を伝えている。

 能因法師が詠んだ『秋風』を耳にし、

源頼政が詠んだ『紅葉』の姿を面影に浮かべながら目の前の青葉の梢は、
やはりしみじみと感じられるものである。
 今は、卯の花(ウツギ)が真っ白に咲き、そこに野バラが加わってまるで雪の中にいるようだ。
古人、竹田大夫国行がこの関所を越えるとき冠を被り直し衣装を改めたなど、

藤原清輔の筆でも書き置かれたと言うことだ。

 卯の花をかざしに関の晴着かな  …曾良
(旅のこととて晴れ着は無いが、せめてこのあたり一面に咲く卯の花を晴れ着の代わりに飾りとしてこの関を越えることとしよう)


隠家でひっそりパン焼くご用達

かくれやでひっそりぱんやくごようたつ

那須のうっそうとした森の中で

ひっそりパンを焼いているように見える人気店

工夫を重ねた各種のパンが店内に溢れんばかりに。

おいしいものは美しい場所で作られる。

御用邸からも注文がくるらしい。


                                                                                                                          栃木県那須町 沼ッ原湿原(2019/6/3)



 

川柳しま専科 2019

コメント (2)
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