川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

1/19(水) 大寒気気圧の崖を転げ落ち・住所録正月終えて罫が減り・サイレンが鳴れば高台務めとし

2022-01-19 | 川柳

今日の川柳

 

大寒気気圧の崖を転げ落ち

だいかんききあつのがけをころげおち

日本列島が凍れる日が続いているが、

最近は東にある発達した低気圧が大寒気団を引きづり込んでいるようだ。

大陸にある冬の高気圧はさほど強いものではない。

 

 

住所録正月終えて罫が減り

じゅうしょろくしょうがつおえてけいがへり

 

さみしいことに鬼籍に入られた方、高齢化で年賀状のやり取りを止められた方、住所録もやせていく。

 

 

サイレンが鳴れば高台務めとし

さいれんがなればたかだいつとめとし

 

今回のトンガ「津波」に遭って。

津波警報の際、家族そろって高台への避難は務めという方。

犠牲者を出さないためにはこれしかない。

切なくも逞しく頼もしい主。

 

【参考 朝日新聞1/17より】

岩手県の三陸沿岸に住む S さんは60年のチリ地震の際、母親らに手を引かれて裏山に逃げた記憶がある。

「今回はいつ警報が解除されるか分からないのが厄介。

それでも、津波警報が出る前に高台避難をすることは三陸沿岸に暮らす者の務め」と語る。

 

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