川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

2/13(土) 魚屋さんつぶれちゃイカんと今日は牡蠣

2021-02-13 | 川柳

 

今日の川柳

 

わが家には諫める方が約一人

わがやにはいさめるかたがやくひとり

 

内助の功。

お陰で日々恙ない生活。

 

 

魚屋さんつぶれちゃイカんと今日は牡蠣

さかなやさんつぶれちゃいかんときょうはかき

 

近くの商店街で40年以上商売をしている魚屋さん。

長年世話になっている。

野菜や魚など生鮮食品は、なるべく地元の小売店で求めるようにしている。

 

 

如月がヒートテックで薄着する

きさらぎがひーとてっくいちでうすぎする

 

時代は変わる。重ね着は不要になってきた。

 

2021

一月投稿句

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2/12(金) 五輪旗にかかった蜘蛛の巣やっと除け 

2021-02-12 | 川柳

 

今日の川柳

 

五輪旗にかかった蜘蛛の巣やっと除け

ごりんきにかかったくものすやっとのけ

 

さあ後は万全なコロナ対策に縋る。

 

 

重箱の隅突くなおみメルボルン

じゅうばこのすみつくなおみめるぼるん

 

 

オーストラリア女子オープン。

正確さとともに一段とパワーをつけた大阪なおみ選手。

重箱の隅を突くような角度のあるボールで相手を寄せ付けない。

有力な優勝候補ですね。

 

 

弁える昼は建前夜本音

わきまえるひるはたてまえよるほんね

 

日本社会の前近代性。

森会長の発言と、コロナ禍で問題視された国会議員の夜の会食には共通点。

己の意見を筋道を立ててきちんと説明、話せば誰しもそれなりの時間を要するのは当然のこと。

それを省略してなあなあまあまあで済ますのが通例となっている今の社会。

忖度もそのような土壌から生まれてくる。

彼らの弁えるとはそういうことか。

2021

一月投稿句

 

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2/11(木) 干し台の隣の亭主妻は誉め

2021-02-11 | 川柳

 

今日の川柳

 

右に寄り真っ白になる番組表

みぎによりまっしろになるばんぐみひょう

 

首都圏の新聞に載っているテレビ番組表、一日のうちでもっとも目を通す機会が多いページだ。

今回前代未聞の不祥事を起こしたテレビ局のそれは右の端に表示されている。

局にとって低視聴率と相まって大きな悩みとなっている。

その局(FNN系キー局)が発表する世論調査結果が、

他のマスコミ各社のそれと毎回かけ離れているのは周知のこと。

今回そのカラクリが明かにされた。

世論調査をする段階で重大違反行為(データ偽造)があったと

BPO(放送番組倫理審査委員会)に指摘された。

 

 

コロナ禍に歯向かい軋む老いた骨

ころなかにはむかいきしむおいたほね

 

運動不足と言われるもので・・・。

 

 

干し台の隣の亭主妻は誉め

ものほしだいとなりのていしゅつまはほめ

 

こちらは分が悪い

 

2021

一月投稿句

 

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2/10(水) 待ち侘びるワクチン戦後の粉ミルク

2021-02-10 | 川柳

今日の川柳

 

待ち侘びるワクチン戦後の粉ミルク

まちわびるわくちんせんごのこなみるく

 

 

あのワクチンはどこから届くのだろう?

待ち遠しいですね。

この飢餓感、待望感を70年ぶりに味わっています。

今回の新型ウイルスのワクチンの手当、供給は脱脂粉乳同様、すべて海外頼みですね。

今や日本の現況はあの時代に似ている気がします。

自国ではどうにもならない諦めと希望がないまぜの心理状態。

接種はまだかまだと待つ様は、

焼け跡派にしてみれば、あの食糧難時代と瓜二つ。

脱脂粉乳(コナミルク)は不味かったが大いに助かったのをおもいだす。

 

 

森さんがコロナに次いでデカクなり

もりさんがころなについででかくなり

 

新聞紙面上の活字の大きさ、テレビ・ラジオから流れるニュースの扱い。

驚いたことに IOC が態度を大きく変えてきたことである。

彼の言動への厳しい国際世論は、日本国内の対応を大きく上回っているようだ。

 

 

水仙は白は寂しく黄水仙

すいせんもしろはさみしくきずいせん

 

庭には黄水仙を植えています。

今を盛りと咲いています。

 

*****************

〈 蛇足 〉

10年前(2011/2)の投稿句(Yahooブログより)

旧人はテイクアウトを持ち帰り

止めようかクシャミ連発ウオーキング

花粉量多い予報にいざ覚悟

孫が来てYou tubeでシーパッパ

 

2021

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2/9(火) たまの惚け突かれる前に言い訳し

2021-02-09 | 川柳

 

今日の川柳

 

泣きベソも合格のうちスイミング

なきべそもごうかくのうちすいみんぐ

 

べそかくのも実力のうち。

小三の孫が通っているスイミング教室。

進級テストが不合格だったがべそをかいてクリアしたらしい。

まあそれだけ一生懸命練習に励んでいたのであろうと、爺バカ。

コーチの大サービスに感謝。

子どもたちが十分にスポーツに親しんでくれるのが小生の願い。

運動経験は、生涯にわたって己を助けてくれると信じている。

 

 

昼休みダルマの前の席争い

ひるやすみだるまのまえのせきあらそい

 

        ネットより

 

小学校時代、給食後の昼休、ダルマストーブを囲むようにして悪ガキは集まる。

むろん小生もその一人であった。

 

 

たまの惚け突かれる前に言い訳し

たまのぼけつかれるまえのいいのがれ

 

自己保身術。

口に出せるのも今のうちか・・・。

 

2021

一月投稿句

 

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