あおいほしのミュージックライフ

ミュージシャンあおいほし(青井保志)の音楽活動や楽器や音楽観をつれづれなるままに書いています。

ストラトキャスターの可動ブリッジを固定ブリッジ化(ハードテイル化)

2019-04-10 09:57:03 | 楽器

アームを使わない私にとって、ストラトキャスターの可動ブリッジは困ったちゃん以外何物でもない。

 

なぜか?

 

可動ブリッジだとライブの演奏中に弦が切れた時にチューニングが狂ってしまうからです。これはある意味恐怖を抱えながら演奏している状態です。ですので、バックアップギターを携え、ライブには2本のギターを持って行く大荷物状態。

何とかストラトを固定ブリッジに出来ないか?がここしばらくの課題でした。トレモロスプリング5本のフル状態でで引っ張ってても弦が切れるとチューニングが狂います。

 

そこで、以前Facebookの研究会でどなたかやっていらっしゃったのをヒントにして、かまぼこ板でブリッジを固定してみました。

これが上手く行くようなら、他のストラトにもこの改修を施してやろうと思っています。

 

これでこのブラッキー、クラプトンに1歩近づいたかな(笑)

 

 

 

 

 

 

この改修は弦を外した状態で行いました。

現在どのようになっているかと言いますと、かまぼこ板小片をトレモロブロックとボディ穴の間にキツキツで入るように作って、小槌でたたき込みました。
この状態で、トレモロブロックは(上記添付写真で言うと)右にも左にも動かない状態です。
 
通常は弦の張力で(写真の)右方に引っ張られ、幾分スプリングが伸びた状態になってますよね?
・・で、弦が切れるとテンションが弱くなり(写真の)左方向にスプリングで引っ張られる。
つまりブロックが可動しているわけですね。
 
これをかまぼこ板小片を打ち込むことによって、ブロックが全く動かない状態にしてみました。ですので、弦切れでもブロックが動かず、固定ブリッジのようになるのではないかと考えたわけです。
 
スプリングを外すのが面倒だったので、付けたままにしています(笑)
スプリングを付けたままにしているので、何かややこしくなっていますが、スプリングを外しても固定状態は変わらない状態です。

 
 

弦が切れた場合、その次の曲では結局は代替えギターに持ち替えるようです。
要は1曲が終わるまで持ってくれれば(弦が切れたままその曲を演奏し終えることが出来れば)OKなんであって、次の曲までその弦の切れたギターでやるつもりはありません。かといってステージ上で弦を変えるわけにもいかず・・・
やっている曲の中で弦が切れてチューニングがおかしくなり、その曲の弦切れ以降がめちゃくちゃになるのをなんとかしたいと思って、この改修をやりました。
  
  
 
こうして固定してしまうと、ストラト独特のリバーブ効果も無くなってしまうのではないか?という点はあるのですが、この改修による音への影響は数パーセントかな?と思っています。
リバーブ感と弦切れチューニング狂いどちらが重要かと比較すると、私の場合は圧倒的に後者ですので、リバーブ感はそのトレードオフで諦めます。


 


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