見出し画像

日本歴史紀行

歴史めぐり 街物語 11 ‐ 10 静岡県 掛川市 ②






川坂屋
静岡県掛川市日坂


関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康は翌年に東海道に宿場駅制度を設置し、日坂は江戸から東海道、25番目の宿場町となります。



関ヶ原の戦いから15年
慶長20年(1615年)、徳川家康は大坂夏の陣で豊臣家を滅亡させて戦国乱世を終わらせ、泰平の世を築きました。

この大坂夏の陣の戦いにおいて深手の傷を負い手当てを受けた太田与七郎源重吉という徳川方の武将がいました。

与七郎は江戸への帰還をやめ、そのまま日坂の住人となり、生涯を終えました。

旅籠屋〜川坂屋は、与七郎の子孫〜斎藤次右衛門が始めました。











現存する川坂屋の建物は、宿場の殆どが焼失した嘉永五年(1852年〜ペリー来航前年)に発生した【日坂宿大火】後に再建されたものです。


川坂屋は日坂宿で一番西にあった旅籠屋で、 日坂宿では江戸時代の面影を遺す数少ない建物の一つです。



















精巧な木組みと細かな格子が特徴的で、当時建築にあたっては江戸より棟梁を招いたとのことです。

また、川坂屋には脇本陣などと云う肩書きのある資料は見られませんが、床の間付きの上段の間があり、当時禁制であった檜材が用いられていることは、身分の高い武士や公家なども宿泊した格の高い旅籠屋であったとのことです。


明日に続きます。





ランキング参加しています。応援お願い致します!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「歴史めぐり 街物語」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事