仏教伝来の地碑
奈良県桜井市金屋
初瀬川(大和川)一帯は、古くは第10代崇神天皇が崇敬する大神神社近くに宮殿を置いたことから栄え始め、欽明天皇の代には磯城瑞織宮が置かれたことで交易も盛んとなり、古代末期の大和朝廷の政治と経済の中心地でもありました。
欽明天皇13年(西暦552年頃)の10月、摂津の
難波津(現在の大阪港)から大和川を遡り大陸からの船か到着しました。
日本書紀によれぱ、
百済の聖明王から金と銅の釈迦仏一体ずつ、それに経典を約千巻を使節を通して献上しました。
この桜井市金屋は、
代々天皇が崇敬する大神神社創建の地に仏教が初めて上陸した記念の地でもあります。