大神神社 一ノ鳥居、御神体 三輪山
奈良県桜井市三輪
崇神天皇5年、(紀元前93年~皇紀568年)神託により国中に蔓延した疫病を御諸山(三輪山)に大物主大神を祀ることで退散させた崇神天皇。
御神体を三輪山とする大神神社は、創建が古事記や日本書記に記される日本最古の社(やしろ)とされています。
古事記 によると、大物主大神が出雲の大物主神の前に現れ、国造りのために~倭(大和)の青垣、東の山の上に居着き祀れ~と三輪山に鎮まれることを望んだとされ、日本書記では、二神の問答で~大物主大神は、大物主神の吾(われ)は幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)であるとして、同じように三輪山に鎮まれることを望んだということです。
三輪山
神話の伝承が神代に始まったことが大神神社の創建に明瞭に記されていることは重要なことで、また、本殿を持たず御神体である三輪山に直接拝する原始的な古社の祀りは、後の各地の神社が社殿を設ける様になった今日の世に伝わる形とも
異なり、祭祀の姿からも最古の神社とされています。
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