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日本歴史紀行

静岡模型紀行 3 日本のプラモデル産業の産声



タミヤ発祥の地 碑

静岡市駿河区 小鹿 駿河銀行小鹿支店駐車場



コロナ禍の現在。

巣籠もりの中で、最適な時間を過ごす趣味として注目されているのが、プラモデルです。


家の中で作るプラモデルは、基本 人との接触は必要無く、完成まで自分の時間を楽しめます。




世界に誇る日本の模型メーカー タミヤ。



現在はミリタリーモデル、ミニ四駆、ラジコンカーを商品の主力として展開し、実機への念密な取材と、時には解体して内部構造を調べ上げ、精巧な縮尺モデルを再現することから日本と世界中に多くの模型ファンを虜にしています。






1/700 空母いぶき
ぼくが静岡ホビーショー2019 で購入したタミヤ製~空母いぶき


日本のプラモデル産業の始まり

戦後 昭和29年、進駐軍として赴任してきたアメリカ軍によって九州 小倉の芦屋基地にプラモデルが持ち込まれました。

持ち込まれたプラモデルはやがて小倉の井筒屋百貨店で輸入プラモデルが売り出されます。

最初に売り出されたプラモデルは、アメリカの戦艦ミズーリ。

日本海軍が真珠湾攻撃で撃沈した代表的な戦艦でした。



原子力潜水艦ノーチラス号 50周年記念モデル


マルサン商店による国産プラモデル第1号
原子力潜水艦 ノーチラス号

やがて東京 浅草の玩具会社 マルサン商店がプラモデルに目をつけ、苦辛の末に開発にこぎつけ、昭和33年12月15日、日本初の国産プラモデル~原子力潜水艦ノーチラス号が発売されました。

発売にあたって、この商品の呼称が社内で議論されました。

ここで決まったのが、【プラスチックモデル、プラモデル】という呼び名で、マルサンはこの2つを商標登録します。

この時に取得した商標登録は、マルサンの許諾なしでは使えないものとなりました。


こうして日本にプラモデル産業の芽が誕生しました。


マルサンによるプラモデルの発売から翌年の昭和34年、タミヤ、ハセガワ、フジミといった今日、日本のプラモデル産業を牽引する静岡のメーカーが参入してきます。




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