ずっと気になっていた鶴見線。
沿線の工場に勤める方が主に利用するため
平日の昼間の時間や土日の本数が極端に少ないという…
まるで田舎のバスのようなダイヤ。
さてさて 昭和にワープの鶴見線の旅 スタートです!
JRの改札を抜けたのに さらに鶴見線用の改札を抜けるという不思議な仕組み。
けれども ここを抜けただけで…なぜか非日常の雰囲気が。
30分に1本しかない休日の昼間。
しかも 行き先が三つあるので 目的地によっては1時間半に1本くらい?
なんだか すでに時が止まったような気分。
そして 昭和というか…戦前にワープしたかのような国道駅で下車。
ちなみに 鶴見線のほとんどが無人駅。
この 横浜と川崎に挟まれている立地で 無人駅とは信じがたいけれど
それだけ乗降客が少ないということなのでしょう。
それにしても…すごい!
昭和5年には存在していたという国道駅。
セットではない 生のレトロ感が漂って 何とも言えない衝撃。
もちろんたびたび 映画やドラマのロケにも使われているそうです。
そして驚いたのは 今でもこの高架下に暮らしていらっしゃる方がいるということ。
生の生活がそこにあり だからこそのリアリティーが存在し
ずっと残しておいてほしい風景。
第二次世界大戦の銃弾の跡もあり まさに本物がそこにある凄さ!
ぜひ 一度はここに来る価値があるような気がしました。
そしてしばし鶴見川をお散歩。
休日なので閉まっていましたが 国道駅を降りてすぐに河岸通りがあり
魚河岸としても賑わっているようです。
なんだか この鶴見川も昭和の雰囲気が強く漂っている感じがしました。
忘れられている大切なものが ここにはちゃんと残っているような
私たちが懐かしいと感じる世界で
今を生きている人たちの息遣いが伝わってくるような
そんな気がしました。
家から1時間足らずで この小旅行。
なかなかすごい体験でしたw
そして本線の終点 扇町駅まで車窓の旅。
鶴見駅から扇町駅までは20分。
その途中で二つの視線の分かれます。
しっかり時刻を把握していかないと 一つの駅での滞在時間が大変なことになりますw
国道駅を過ぎて 最初は住宅も見えましたが
あたりはすっかり工業地帯の雰囲気になっていきます。
これがまた不思議な光景。
非日常の世界に飛び込んだようです。
途中「濱マイク」のロケ地も通り かなり気分が高揚しちゃいましたw
そして20分の旅なのに『ずいぶん遠くに来ちゃったな~』という気分にさせてくれる
終点の扇町駅に到着。
少し この工業地帯も散策したかったのですが
次の電車が2時間後。。。
乗ってきた電車が折り返すまでの約15分間の滞在ですw
こちらは猫ちゃんがたくさんいるらしく
猫ちゃんに会いに来る方もいるようですが この日は暑かったからか出会えませんでした。
本当に緩やかな空気が流れ 時間が止まったよう。
こちらで働く人々にとっては 毎日忙しいのでしょうけれど…。
今度は時刻表をしっかり調べ 途中下車をしたり 支線にも乗ってみたいと思います。
被写体になりそうなところがいっぱいありました。
昭和にワープの鶴見線の旅。
嫌なことがあったり 日常の忙しさに流されたり 心がもやもやした時に
ちょっと乗ってみると リセットさせてくれるのではないかな…
不思議で楽しい旅でした!