日曜日に柴又へ遊びに行ってきました。
そう 映画「男はつらいよ」シリーズの舞台になった葛飾柴又です。
日本には行ったことのないところがまだいっぱいあって
東京にも行ったことのないところがいっぱいあって
そんな 東京の行ってみたいところのひとつが柴又でした。
映画でなじみ深い柴又駅を降りるとすぐに
寅さんの銅像が出迎えてくれます。
まずはみなさんこちらで写真撮影。
寅さんシリーズをガッツリ見たわけではないけれど
テレビでも何度も放映されていたり
バス旅行などの最後 東京までの帰路で必ずビデオ上映されたりと
生活の中に なんとなく存在していた寅さん。
まるで当時にタイムスリップしたかのような旅のスタートです。
駅を降りるとすぐに帝釈天の参道が現れます。
そして映画で見た懐かしい風情漂う商店が軒を連ねます。
まるでセットみたいな町並み。
ここで暮らす人たちの温かさが滲んでいて
ぶらり歩くだけで とっても豊かな気分になりました。
そして見えてきた帝釈天の山門。
賑わいのある中を歩いてきたからか
かなりあっという間についてしまいました。
けれども その厳かな佇まいはちょっぴり圧巻。
ちょうど七五三シーズンも重なり
境内はかなりの賑わいを見せておりましたよ~。
そして のんびりと散歩をしながら「寅さん記念館」へと向かいます。
途中 大正末期から昭和初期に建てられたという山本亭の庭を抜けて…。
和洋折衷の珍しい建物で見学も可能です。
「寅さん記念館」とのセット券も販売されていて 少し割引になるそうです^^
お庭にはたくさんの菊が咲いていましたよ~。
ちなみにこの↑後ろ姿は私。
今回のブログの画像は すべて旦那が撮影したものを拝借しております…。
ちょっぴり編集をさせていただいて…。
そして「寅さん記念館」に到着。
入館料が500円なのですが1000円でもいいくらい とっても充実した内容でした!
寅さんの生い立ちをジオラマで描いていたり
実際に撮影で使われていた「くるまや」が 今はなき大船撮影所から移設され
ドタバタ劇が繰り広げられていた茶の間を実際に見ることができたり
そして何よりも ところどころで「男はつらいよ」の映画の一部を楽しむことができます。
寅さん好きならきっと1日中いたって飽きないでしょう。
そして 昭和30年代の帝釈天参道の街並みを遠近法を用いて模型で再現。
実際にさっき通ってきた参道の模型。
今も同じ店が並び ほとんど変わっていないことに改めて驚かされました。
きっと父を連れて来たら喜ぶだろうな~。
映画の世界ではなく
本当に寅さんという人が実在しているような感覚になりました。
そして街の人たちにとっても愛されている。
寅さんの どこか憎めないキャラクターと
この人情味あふれる下町の風情。
映画という架空の世界と共存している街は
世界中どこを探しても他にはないでしょうね。
そして 江戸川の河川敷へ。
びっっっくりするくらいのどか。そして広い。
まるで大きな空に包まれているようでした。
そして川の向こうは千葉県
歌にもなっている「矢切の渡し」を見てきました。
この…原始的な風景はなんなのだ…。
一瞬 本当にタイムスリップをしてしまったかのような錯覚になりましたが
この 近代化が続く東京で 今でもこうして櫓をこぐ姿は 残したい風景の一つなのかもなと思いました。
ちなみに「矢切の渡し」と言えば細川たかしを思い出しますが
もともとは ちあきなおみ の歌だったそうです。
その後 多くの歌手に競作され 一番ヒットしたのが細川たかし レコード大賞も受賞してますものね。
そして よくよく歌詞を聞いてみると これは駆け落ちの歌だったのですね。
今回 柴又に来てみて いろんなことを知ることができました。
少し知っていたことをより深く知ることができ
来てよかったなと改めて思いました。
そして寅さんと同じ時代を過ごせたことも よかったなと思います。
あの時は子供だったから 寅さんなんてダサい とか思っていたけど
大人になった今だからこそ その良さがわかるようになったのかもしれませんね。
昭和の日本がギュッと詰まっている「男はつらいよ」
改めて観たくなってしまいました。
柴又観光 おススメですよ~。
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