apollogoo

タロット占い師アポロの goo ブログ。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

2018-12-20 18:04:03 | エンタメ

BD で「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観ました。面白かった。

室温9度という寒さの今この時期に観るには、とにかく2時間半という長時間が辛い。好きなシリーズだけに一気に観てしまいたかったものの、さすがに途中で休憩をはさみました。

TSUTAYAのレンタルでは準新作扱いでまだ料金は高いのですが、会員カードの更新で準新作までなら1本無料のクーポンをもらえたので、それを使って借りてきました。いつもなら旧作扱いでレンタル料が100円になるまで我慢するのですけどね。

最初は英語のみ(吹き替えも字幕も無し)で観たので完全には内容を理解できませんでしたが、そのせいもあってか少し退屈してしまいました。何となくだらだらと物語が進行してるなって感じで。複数のストーリーを無理やり一本にまとめようとした結果、無駄に時間も長くなってしまったような感じです。

ストーリーは3本分くらいかな。レイとルークのお話と、フィンとローズ、ポーとレイア。あと、敵側のカイロレンとスノークも別と考えると4本分の物語。全部別々にしても良かったし、スピンオフとかサイドストーリー的な感じで作っても良かったんじゃないかと。

でも、2度目は日本語吹き替えで観て、話が分かってくるとより面白くなって、多少複雑なストーリーの絡み合いも意味が分かってきて一本にまとめることになったのも仕方ないのかなと思えてきたり。

全体的にはやはりさすがと言える面白さ。複雑なので子供にはちょっと難しいかな?

ツッコミどころも満載なのですが、一つだけ挙げておくと、パペットのヨーダです。私は昔からのファンなので今回のヨーダにはとても親しみを覚え、悪い意味での違和感はなかったのですが、近年の作品ではフルCGで描かれていたヨーダとの微妙な違いに違和感を感じた人も多かったかもしれませんね。

私はCGよりも実写のパペットのヨーダの方が好きです。やっぱり、魂がこもるんでしょうかね。CGとは印象が全然違うんです。リアルさではCGの方が勝っているはずなのに、パペットの現実感は圧倒的に勝っています。嘘ではないという感覚があるんです。ヨーダがそこに居るんだって感じ。こういうことって大事ですよね。

パペットは作り物だってことはわかるんです。動きもぎこちなく貧弱。それでもCGよりもはるかに説得力がある。

不思議ですよね。でも、当たり前だとも思えます。人の「」で動かしてるんですからね。演者はフランク・オズという人らしいですよ。生身の人間が演じるのと同等の演技力があるんじゃないかと思います。

もちろんCGのキャラクターもモーションキャプチャーとかで現実感のある演技は実現されていますが、やはりCGはCG。実写並みの魂がこもるのはもう少し先になりそうです。

CGが好きそうなジョージ・ルーカスがどう思うかわかりませんが、私は断然パペットを支持しますね。

前作「フォースの覚醒」でもそうでしたが、ヨーダ以外の部分でも今ならCGで出来る表現の多くを実写で行っているようでしたね。そういう映画作りの姿勢は好きです。こんな映画が今後もどんどん増えてくれると嬉しいな。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「悪魔のいけにえ」観ました

2018-11-26 20:03:37 | エンタメ

映画「悪魔のいけにえ(The Texas Chain Saw Massacre)」の BD を観ました。

1974年のアメリカ映画ということで、かなり古い映画ですね。一応ホラー映画の部類かな。

何となく名前くらいは聞いたことがありましたが一度も観たことはありませんでした。

Angry Video Game Nerd (AVGN) でおなじみの Cinemassacre という YouTube のチャンネルの動画を観ているとたびたびネタにされているので元ネタの方も観てみたいと思っていたのです。

(チャンネル名の Cinemassacre というのもどうやら The Texas Chain Saw Massacre というタイトルが元ネタみたいですね。)

ちなみに Cinemassacre のパロディネタはこちらの動画

同種のホラー映画「13日の金曜日」とは演出方法が全く異なっていて、最初のうちはホラー映画ぽくなくてドキュメンタリー風に淡々と話が進んでゆきます。かなりあっさりした感じでした。ところが終盤のある時点から一気にホラー展開になってあまりのえぐさに度肝を抜かれました。

この映画の(ホラー映画にしては)奇妙なところは、登場人物の若者たちが裸で抱き合ったりしないことと、チェーンソーのような凶器で殺人をしているにもかかわらず切断される映像が一切ないことです。あえて見せてないといった感じです。「13日の金曜日」の当たり前が「悪魔のいけにえ」では当たり前ではないのです。

「13日の金曜日」で慣れた目で観ていると「いつ来るか、いつ来るか」とつい待ち構えてしまうのですが、結局最後までそういうシーンが全くないという裏切りにあうことになります。そこが魅力でもあるのでしょうね。

お約束のシーンで安易に観客の目を引くのではなく、それ以外の部分をしっかり描いて見せることで独特の印象を与えることに成功しているのかもしれません。

古典でありながらしっかりと恐怖を味あわせてくれる秀逸なホラー映画だと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マン・オブ・スティール」を観ました

2018-08-05 19:08:24 | エンタメ

前回の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を観た時に意味不明だった部分の穴埋めとして、今さらながら「マン・オブ・スティール」を BD で観ました。本来ならばこちらを先に観ておくべきだったんですよね。

いわゆる「スーパーマン」のお話です。以前にも「スーパーマンIII/電子の要塞」の感想で書きましたが、私の中のスーパーマンのイメージはクリストファー・リーヴなんですよね。コミカルな印象もあるスーパーマンでしたが、今回の「マン・オブ・スティール」はかなりシリアスな作風でしたね。

でも、この新しいスーパーマンは意外と悪くなくて、かっこいいし、美形だし、ヘンリー・カヴィルという役者もはまり役だったと思います。

映画としてもほとんど非の打ち所がないくらい良い出来で、とても面白い映画でした。

ちょっと気になったのは、わざとらしいカメラワークのブレとかぼかしの演出でしょうかね。なんか、ライブ感を出そうとしているのだと思いますが、意図的にやっているのが見え見えでかえって不自然に見えてしまうんですよね。スターウォーズとかでも似たような演出を観たような気がしますが、その当時は流行ってたのでしょうかね。

ストーリーは「バットマン vs スーパーマン」ほどには難しくなく、わかりやすい内容だったと思います。

人のために生きる。スーパーマンの「愛」はここで確立されていたんですね。

適役のゾッド将軍もただの悪人というわけではなくて、彼なりの正義を貫こうとしていたわけで、強い信念のある人物として描かれていました。

侵略される方はたまったもんじゃありませんが、向こうも生きるために必死だったということですね。

でも、そんな宇宙人と地球人の橋渡しとなり、共存の道を切り開くスーパーマン。

そういう見方ができるかどうかが、この映画の肝なんじゃないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を観ました

2018-07-30 00:54:24 | エンタメ

映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」をBDで観ました。約2時間半の長編です。

最初は英語・字幕なしで観ていたのですが、あまりにも意味不明で1時間くらいで飽きてしまいました。意味が分からないと面白くないのです。

そこで、2回目は日本語吹き替えで最後まで観ました。しかし、日本語なのにほとんど意味不明でした。難しすぎる。

ほぼ最初のシーンで町が破壊されたりしているのですが、もういきなり何が何だかさっぱりです。ほとんど説明がありません。後になって知ったのですが、どうやらこれ、前作の「マン・オブ・スティール」の戦闘シーンだったみたいです。「マン・オブ・スティール」はまだ観ていないので何が起こっているのかわかるはずもありません。

ただでさえ分かりにくいストーリーなので、せめて「マン・オブ・スティール」は観ておくべきだったかもしれません。

それで、結局のところ、面白かったのか面白くなかったのかというと、かなり面白かったと思います。

よくわからない所は多かったし、意味が分かってもなんか変だなと思うところもいくつかあって、どう評価すべきかも微妙な感じの映画でしたが、伝えようとしていることはなんとなくわかりました。

劇中でこんなセリフがありました。

「善と悪の定義とは、民主主義において、善は対話であり一方的決断ではありません。」

議員と思われる女性のセリフで、それに応じてスーパーマンが議会に召喚されてやってきます。なんか、正義のヒーローが市民から非難を受けているのです。おそらく、「一方的決断」で人助けをしているスーパーマンのやり方が気に入らないということなのでしょう。

スーパーマンは正義(善)か悪かというようなテーマですね。スーパーマンに悪意があるわけではなく、純粋な気持ちで人助けをしているのですが、それによって苦しんでいる人たちもいるわけです。

悪役のレックス・ルーサーもスーパーマンを「悪」と認識しています。彼は悪意の塊のような人間ですが、そんな彼でもスーパーマンを悪とみなすことで自分は正義だとでも言いたげです。ある意味では、彼は人類の代表として悪者であるスーパーマンを懲らしめようとしているわけです。その点では立場的にはバットマンに近いとも言えます。

バットマンはというと、やはりスーパーマンのやり方が気に食わないと思っており、彼は彼なりの正義を貫こうとしていますが、それはとても汚いやり方で、まるで悪人です。正義を執行しているようでいて、やっていることはレックスルーサーと同じです。でも、そうしなければ守られない正義もある。それがバットマンの信念です。その後ろめたさがスーパーマンへの憎しみにつながっている可能性もありますね。

観客は何が正義なのか悪なのかわからなくなって混乱してくるでしょう。まさにタイトルにある「ジャスティスの誕生(Dawn of Justice)」が重要なテーマであることがわかります。

すったもんだの挙句に最後にはジャスティス(正義)が明確になるのではないかと期待するかもしれません。でも、最後まで観ても、正義って何なのかよくわからないままなのではないでしょうか。

彼らの正義って、母親(マーサ)を救うこと? まあ、それも大事ですけどね。それは彼らの内面の問題であって、世間一般の人たちにとってはどうでもいい事です。

答えは、この映画が出すのではなく、観客自身が考えて出さなければならないのではないでしょうか。

この映画は無理に理解しようとする必要はないと思います。理解するのではなく、自分で考える機会を与えられているとでも思ってください。

今の世の中、「正義」の定義が大きく揺らいでいます。それを振りかざすことは迷惑だとすら思う人が増えています。むしろ、「正義」こそ「悪」だという価値観が浸透し始めているくらいです。

女性議員の「善は対話」というスピーチに応じて議会に立つスーパーマン。正義の象徴だったはずの彼が、お前の力は悪だと非難されているのです。それを見て「当然だ」と思った人もいるかもしれません。つまり、彼を地上に引きずりおろしたのは他でもない、観客である我々なのです。正義なんか迷惑だと思っている我々なんですよ。

でも、そういうあなた方も、自分たちの行動が常に対話に基づいているかというと、現実にはそうではないことの方が多かったりするでしょう。自分にとって都合が悪い事については「一方的決断」で片づけてしまうこともあるはずです。

例えば、SNS 等でよく見かける行為として、ちょっと気に入らないことがあると衝動的に相手をブロックしてしまうようなことがあるでしょう。それは、対話なき一方的決断であり、ただの暴力でしかありません。自分にとってはそれが正義だと思っているのです。そういうやり方はバットマンの正義に近いかもしれませんね。私は、そういうやり方は最悪だと思っていますが。

結局、今の人たちだって「正義を振りかざすな」と偉そうなことを主張しつつも、自分なりの正義を貫こうとしているにすぎません。みんながみんな、自分の主張を押し通したいと思っているだけで、本当の正義なんてどこにもない。失われてしまったんです。

だから、「正義の誕生」が必要とされるのではないでしょうか。

「正義」という言葉にとらわれて多くの人が勘違いしていることがあります。

それは、「正義」とは「善」ではないということです。

タロットカードのⅩⅠ 正義を見てください。

タロットカード: 正義

裁きの女神が天秤を持っています。

それは、善であろうと悪であろうと「公平、公正」に裁くということです。

主観的に善だの悪だのと主張したところで、そこには正義はありません。

状況を俯瞰し、客観的な視点で善も悪もひっくるめて公平に裁く。

それが、我々が見出すべき真の「正義 Justice」なのではないでしょうか。

今の人たちは個人主義に傾倒しすぎてあまりにも主観的にものを考えすぎなんですよ。だから、俯瞰することができなくなって道に迷うのです。

私利私欲を満たすために必死になりすぎです。

自分のためではなく、誰かのために戦うスーパーマン。かっこいいじゃないですか。彼こそヒーローであり、正義であると言ってあげたいですね。

あくまで私個人の持論ですが、自分のための正義(欲望・自己愛)でしかなく、誰かのための正義(慈愛・博愛)こそがだと思っています。多くの人たちは自己愛を正当化することに必死で、本当の「愛」を見失っているように感じています。

かなりの長編で視聴するのも大変ですが、もう一度英語音声でも観直しておきました。何度観ても難解ですけどね。

あと、レックス・ルーサーはかなり引き立っていましたね。彼の存在感のある役柄と演技はなかなか引き込まれるものがあります。

なんか、最後はワンダーウーマンが主役をかっさらっていきますが、それもまた何かを象徴してると思いませんか?

そう、タロットカードの「ⅩⅠ 正義」に描かれているのも女性です。そして、その女性は「」を持っています。天秤の皿は「」と見なすこともできます。完全に剣と盾を持って戦うワンダーウーマンです。

つまり、正義を産み出す(誕生させる)には女性が必要なんですよ。

バットマンとスーパーマンを和解に導いたのも母親であるマーサでした。女性議員のジューン・フィンチや、スーパーマンの恋人のロイス・レインも重要な役柄でしたよね。

裁きの女神(ワンダーウーマンやマーサ)が持つ天秤の皿の上にはバットマンとスーパーマン(二人のヒーロー=二つの玉=睾丸=精子の暗示)が載せられているようにも見えてきます。女神は精子を受け止める子宮や卵子を暗示しているとも言えます。

この映画の本当の狙いはそこ(女性の活躍)にあったのかもしれませんね。


本編とは関係ないですが、BD の特典映像の最後にある「コウモリを救おう」というのがとても良いのでぜひ観てください。誰かのために何かをしてあげること……それが正義ということでもいいんじゃないですか。


 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デッドプール

2018-06-03 00:11:33 | エンタメ

映画「デッドプール」の BD を観ました。面白かった。

もう何が CG なんだか実写なんだか私の目では区別がつかなくなってきました。主役のデッドプールは実写だと思うのですが、目の部分だけは CG で加工してますよね。仲間の銀色の大男はフル CG だったのはわかるのですが、違和感がほとんどありませんでした。

でもまあ、最近は人間以外のヒーローやロボットはフル CG にしてしまう映画(あの「ゴジラ」でさえ!)もちらほらと出てきている中で、俳優がしっかりと実写で演じてくれているのは嬉しいですね。デッドプールのような型破りのヒーローを CG にしてしまわなかったのは素晴らしい。

いや、こいつはヒーローじゃなかったかな? ただの人殺しの悪人に過ぎないのかも。エロ、グロ、犯罪に、差別発言と、今の世のタブーとされるものを全部詰め込んだような最低最悪の素晴らしい映画でした。

本当は許されないことなんですけどね、デッドプールは(彼の特殊能力によって)第四の壁を越えて観客に語り掛けることで「これはフェイク(作りもん)なんだ」と納得させる。だからこそ何をしても許されるということなんだと思います。観客の方もそういう演出があるからこそ安心して観ていられるのでしょう。

第四の壁を超えるという彼の特殊能力があることで、こんな最低最悪の内容でも他のシリアスな映画よりも逆に健全になってしまうのだと思います。シリアスな映画の場合は観客がその映画の世界観に入り込みすぎて現実と区別がつかなくなったりして実生活に支障をきたす危険性もあります。デッドプールの場合にはその危険性は低いんじゃないでしょうか。むしろ、デッドプールが自分の代わりに日ごろの鬱憤を晴らしてくれるので、精神的な疲れを癒す健康的な映画なのかもしれません。この映画を見た後は誰もがすっきりとして気分がよくなっていると思います。

とにかく意味はよくわからなくても観ていてただ楽しい。ヒットしたのはそういう理由なんじゃないでしょうか。

BD の特典でカットされたシーンが収録されていたのですが、それを観るとかなり重い内容のものが入っていました。もしそれが本編に入っていたら映画の印象は全く違っていたでしょうね。カットして正解だったと思います。そういう意味ではちょっと微妙なバランス感覚の映画ともいえるかもしれません。今回は「たまたま」うまくいっただけなのかも?

どの映画もみんな「デッドプール」みたいになってしまっても困りますが、こういう映画が一つくらいはあってもいいんじゃないかと思います。

やっぱり、彼はヒーローですよね。

(英語と日本語(吹き替え)の両方で観ましたが、英語の方が笑えるかも。日本語の方は英語で観た後だと物足りない感じ。ちょっと下手糞な声優さんもいたし。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする