身しらずと言ふ名もあり柿たわわ
季語 身しらず柿 柿の傍題 果実を食用とするカキノキ科の落葉高木。東アジア温帯に固有の植物で、中国では紀元前二世紀に栽培の記録かあり、日本には奈良時代に渡来した。改良されて多くの品種が生まれた。品種により果実の形は変わるが、その味から甘柿と渋柿にわけられる。歳時記抜粋。
掲句 柿の実は隔年ごとに実の付き方が違う。気候は関係が薄く、柿の木の体調によるものらしい。柿には身しらず柿と言われている柿もあり、豊作の年には
枝も折れそうにたわわに実る。自分の能力以上のことをするからこの名がついたのであろう。この頃は少子高齢化がすすみ、更に美食ごのみになり、もぎ取る人が少なくカラスのご馳走に化した。