雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

さいたま市立大谷場東小学校

2010-09-30 13:08:03 | Weblog
       10区ある、さいたま市にはユニークな?学校があります。

       素晴らしい、特色のある、という意味ですが…。


「さいたま市立大谷場東小学校」に行って来ました。

国の補助事業「児童・生徒への伝統産業教育事業」として、木目込人形の製作体験授業を毎年、私ども岩槻人形協同組合で開催しております。

次回は大谷場東小学校で開催いたしますので、その打ち合わせに行ってまいりました。


カーナビを頼りにさいたま市の東にある岩槻から真西へ。

何とかたどり着くと、そこにはたくさんの中学生がランニングしています。
最初、小学生としては体格が良すぎるなあ、と思ったのですが、その胸を見ると「大谷場東中」とあります。

間違えたかと思い、いったん門の外を出て正門を見ると、左に「大谷場東中学校」、右には「大谷場東小学校」とあります。

そうです。ここは小学校・中学校が同じ敷地内にあるのです。

校舎内は、かつて見た事のない、完全なバリアフリーとなっています。
エレベータもあります。

教室は閉鎖されておらず、いわゆるオープンスペースで、いつでも各教室が行き来できるようになっています。


「2010サッカーW杯」で使用したサッカーボールと同じ企画・デザインのボールが飾られていました。



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岩槻駅構内の、岩槻の物産品

2010-09-29 23:01:49 | 人形のまち 岩槻
       気がつけば、今月もあとわずか。
       岩槻駅構内に、岩槻の特産品・物産品の展示場があります。

うっかりしてましたが、我が社の人形、片付けなくてはいけないのでした。
我が社の当番も、今年は今月限り。




岩槻駅を利用する、たくさんの方々にご覧いただけ、人形たちも喜んでいる事と思います。

しかしながら、温室のようなガラス張りの展示場、とても暑いです。




一生懸命作った木目込人形です。丁寧に片付けます。



来月はどんな人形が飾られるか、皆さんお楽しみに。

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雛人形 商戦本番までカウントダウン

2010-09-27 18:10:22 | 木目込人形職人
       とても寒いお彼岸でした。

       仏事がひと段落つき、ほっとするのもつかの間、
       つきづえ、「みそか」が近づいてきました。


木目込の雛人形。結構手間がかかるのですが、商戦本番までカウントダウンが始まった感じです。

製作のための時間も限られており、日に日にあおられていくようで…。



今季は絶対、完納!!!

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寒いのも勘弁

2010-09-25 21:46:02 | Weblog
       寒いです。
       今までの暑さが嘘のようです。


暑さはもう、勘弁してほしいと思いましたが、寒いのもいやですね。


結局、ワガママなんでしょうね。ちょうど良い陽気の日って、ごくごくわずかしかありません。


今日、寒さを感じたのは、実は何とか我が家のお墓が出来、両親の「納骨」の儀があったので…。

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雨降り♪

2010-09-23 22:43:39 | Weblog
       台風の影響でしょうか?
       今日の人形のまち 岩槻は朝から雨でした。それも大雨です。


そのため、満月は拝めませんでした。

雨降りが続く様ですが、わが家には愛犬、ラブラドールの「ベル」君がいるので、雨降りは困りものです。


それはそれとして、今までの陽気とは一変した感じです。

東京の真夏日が、今年は過去最多の71日となったそうです。

しかしながら、止まない雨がない様に、秋や冬が来ない事はないのですね。

ちょっと花粉が心配です。

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中秋の名月

2010-09-22 13:25:14 | Weblog
       「中秋の名月」
       今日は、十五夜ですが、夕方ごろからここ岩槻は天気が崩れるみたいです。


ススキを飾りたいと思うのですが、すっかりこの辺りではあまり見かけなくなりました。

後で、元荒川の川っぺリを探してみようと思います。

今までは季節を大切にしていた母がお供えの団子を作っていましたが、今年からは「女房作」の団子です。

でも、本当は、満月になるのは明日だそうですね。


日本では月見は風流な、めでたい話ですが、欧米では必ずしもそうではないようです。

満月は人の心を荒し、気を狂わせる、というも考え方もあるようです。
月の女神は死を暗示するとか、満月の日に狼男に変身するなど…。

いずれにしろ、月は何らかのパワーがあるのかもしれません。

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「彼岸」

2010-09-20 21:40:24 | 文化
       「暑さ寒さも彼岸まで」

       さすがこのところは、秋らしくなってきました。


「彼岸」とは、本来は、煩悩を脱した悟りの境地のことですが、この日は太陽が真東から出て真西に沈み、しかも昼と夜の長さが同じであり、重要な節目で、特別な日です。


母、そして父が亡くなり、我が家にも仏様が出来、仏事を行うようになって、盆や彼岸は今までとは違った過ごし方をするようになりました。

季節季節の行事を重んじ、その意味合いを味わう事は、決して堅苦しい事ではなく、日本人の一人として伝統・文化に親しみを感じ、祖先や先人に感謝し、生かされている事を感謝するよい機会ではないかと思います。


自らの日本人としてのステータスを自覚することも大切ではないかと思います。

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木目込人形のお雛様 製作現場のワン・シーン②

2010-09-19 21:56:46 | 人形業界情報
       我が木目込人形工房、新井人形店の職場にある、
       木目込人形製作に使用する道具をご紹介いたしましょう。


上のトップ画像の右はじにあるのは、いわゆる「型紙」です。

この型紙を使って、布を無駄なく裁断します。


そのための道具がこれら、広さ様々な「包丁」です。




型紙をあて、何枚も重ねた金蘭を裁ちます。




それぞれのパーツを重ね、この後行う、木目込みの作業をやりやすくします。



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駅の展示場「来年の干支」うさぎ

2010-09-17 22:22:33 | Weblog
       駅の展示場を飾り変えようと思いつつ、後回し、後回しとなっていました。

       ほとんど電車を利用しない生活習慣でして…。


「岩槻大好きさん」の「トラックバック」で思い出しました。

今日は、せっかくですから、私の作品の「来年の干支」をご覧頂きましょう。











衣裳は、知る人ぞ知る、あの「龍村」の正絹金襴を使用しています。

電車の待ち時間、お有りでしたらご覧ください。

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秋らしい一日

2010-09-15 23:31:46 | 節句人形 雛人形
       今日くらいの気候がいいですね。

       人形のまち岩槻、本日はこれまでとは違って、秋らしい一日でした。


今年はこれまでのテツを踏まないよう、早め早めに雛人形を作ろうと決意した次第です。

少なくとも、ご注文戴いた雛人形については、なんとしても完納したく思います。

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