おはようございます!
所長税理士の新井です。
昨日、一昨日と大学入試共通テストが実施されました。
昨日も申し上げたとおり、我が娘も受験してまいりました。
昨日は数学と理科、いわゆる理系科目の実施でした。
数学1Aが終了した時点で娘からラインが入りました。
やばいかも…。
わざわざ途中で連絡するくらいなのでよほどのことだったのでしょう。
えっ…、何が起きた…。
と、親としては心配ばかりが募ってしまいました。
この後の科目をとにかく頑張れ!
とエールを送るしかありません。
その後の数2Bも昨年よりも難しく、数学は思うような得点とはならなかったようです。
で、ツイッターを見てみると、共通テスト数1Aがトレンドとなっていました…。
試験中のため息どころか、終了後泣き出す受験生も出るほどの難易度だったことのようです。
各予備校の予想平均点も昨年より大幅減少となっており、
今年の共通テストは数学を中心に相当な難化だったようです。
試験は皆にとって平等ですから難化して平均点が下がっても
それに伴って合格点も下がるはずです。
しかし…。
数学を得点源にしようと目論んでいた受験生からするとこれはショックだったでしょう…。
毎年難易度が変わるって、受験生にとってどれだけつらいことか…。
共通テストの目的とは何ぞやと思い調べてみました。
2.目的
共通テストは、大学入学希望者を対象に、高等学校段階における基礎的な学習の達成 の程度を判定し、
大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とす る。
このため、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能を十分有しているかの評価も行 いつつ、
思考力・判断力・表現力を中心に評価を行うものとする。
基礎的な学力の達成程度の判定…。
今年の数学の出題は「思考力」の判定に重きが置かれていたのでしょうか。
では、「思考力」とは何ぞや…、ということになります。
数学の出題は前提条件の文章が長く、奇をてらっていたようです。
数学の思考力の問い方が果たしてこの方法で測れるのでしょうか???
記述の導入など、二転三転した共通テストです。
結局、受験生心理などまったく無視した国策のような気がしてなりません。
こういう特殊な出題をすると、それを対策する塾などに通っている受験生が有利になり、
ますます格差の拡大につながるような気がしてなりません。
各大学が求める学生の思考力を問うのは「二次試験」で良いのではないでしょうか!
年によって大きな違いが出ない基礎力を問う試験にするべきと私は考えます。
こんなやりかたで、また格差を生んでしまうと、
一昨日の痛ましい事件につながりかねません。
政治家さん!文科省さん!
教育は国の根幹にかかわる大事なことです。
お願いしますよ…。
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