ケンカをやめて～

 

２匹をとめて～

 

今日はシトシトと小雨降る寒い日になった。

２０時過ぎ、猫のケンカの声が聞こえてきた。

懐中電灯と水のスプレーを持って外に出る。

アニとシロだった。

鼻と鼻を突き合わせるほどの近距離で威嚇し合っている。

寒いから、水をピューピューかけるのもかわいそう。でも、かけないと２匹とも逃げない。

「シロ、ごめ～ん」「アニはあっち行け」といいながら、最小限度にとどめる。

シロは空き地の向こう側に行ってくれたが、寒い中、ヨロヨロと去っていく老猫の姿はせつなく、

ちょっと待って！と言ったら待っていて、

 

　ごはんをあげたら完食した。

食べに来ただけなのに、ケンカを売られちゃったんだよね。

もちろん、

 

アニにも同じごはんを。キミはもう食べなくてもいいんだけど。

 

それにしても、シロは本当に鍛え上げたノラ中のノラだ。

 

 

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