里親さまに聞きました。
「ふつう、里親募集サイトでは子猫を選ぶ方が多いのですが、なぜ成猫を選んだのですか?」と。
かえってきた答えは、
「ただ、猫が好きだからです」と笑っておっしゃる。
子猫も成猫もない。ただ猫が好き。犬も好きだけど(笑)。
そんな方がいてくださって、本当にうれしいです。
今回はすべてノミや便の検査などもお任せしてしまいました。
ノミの糞がなかったので、私は勝手に大丈夫だなと思っていましたがいたようで…申し訳ありません。
里親様は、「猫ちゃんがいた部屋は大丈夫ですか?」とかえって心配してくださいました。
ウンチには寄生虫はいなかったようです。ふつうはいるのにいなくてよかったです。
そして、避妊手術のこと。
私のかかりつけの獣医さんは、
「避妊をしているかは、お腹の手術痕があるか、もしくはお腹を開けてみないとわからない。」と言います。
あと私が考えるに、半年以上もマンションに居ついていて子猫を産んだ気配がないので、
半年~一年様子を見て発情しなかったら手術をしている可能性が大だと言うことをお伝えしました。
そして、里親様が連れて行ってくださった病院で、お腹の痕を確認したところ、
「手術していますね」と言われたそうです。
そうかぁ…避妊済みかぁ…やっぱりそうかぁ…。
里親様は心配になって飼い猫かもしれないと、マイクロチップが埋め込まれているかも確認してくださったようで、
でもそれはなかったそうです。
昼も夜もマンションの駐車場付近にいたので、何らかの理由で捨てられたか、
もしくは、どなたかが手術してくれて、ごはんをもらうだけの地域猫?
いろんなことが考えられますが、あの環境は良くない。飼い猫の環境ではないです。
そうは言っても。私もすぐにさらってくるのはどうかと思い、
マンション近くの民家に突撃訪問して聞き込みをすると、そういう猫は知らないとの回答。
マンション駐車場で年配のご夫婦に話しかけると、
「この猫、あなたの猫?(ans.いえ違います)。本当に迷惑なのよね!」
と言ってるそばから、猫ちゃんが「ニャ~」と怖いおばちゃんにすり寄っていくではありませんか!
そしたら、「シッシッ!」とされちゃって(涙)。
ご主人も嫌な顔して、「この猫、1年前からいるよ!」と勝手なこと言って二人で行っちゃった。
あーいやだいやだ。
猫が嫌いな人はもちろんいるけど、そんな言い方はないでしょ。大人でしょ。
若い女性の方にも聞くと、
「半年くらい前から昼も夜もいますね…気になってはいたんですがうちでは犬がいるので…。
管理人さんは動物はあまり好きじゃないような感じですね…」と。
若い方の方が話がわかってくれるのよねぇ。
でも、半年以上もいるのにこのままだもんね、どうしよう。
…と私が迷っていたら、夫から先に「連れて帰ろう」って。だって、しかたないだろって。
で、連れて帰ってから、ため息つくのだった(笑)。いつものことだね(笑)。
そして次の日、マンションの管理人さんに話に行きました。
「保護しました」
「あーよかったーーー!」
「そちらはいいかもしれませんけど、こちらはこれから大変なんです」←って勝手に保護した身だけど。
「里親募集をするんですが、チラシを貼ってもらえませんか?」
「それは会社に聞かないとできないんですよ。チラシを置く分には独断でできるんですけど」
「それではチラシを持ってくるので、コピーしておいてもらえますか?」
「それはちょっと…」
「そのくらいしてほしいんですけど」私も譲りません(勝手に保護したけど)
「会社に聞いてみます。それと、また駐車場に白い猫が歩いていましたよ!」
ムカッ!
人を使ったり見下すのもいい加減にしていただけますか。
夫に言うと、「そりゃそうだよ、あちらからすれば渡りに船だろ。俺だってもそう言うよ」
「は~?あんたそんなこと言うの?おかしいんじゃないの?言い方もあるでしょ!」
っていつもの喧嘩になります。
「そんな言い方はないよね…」って、ただ優しく言ってほしいだけなんです、あたしゃ。
お互いに大人になりきれない夫婦です。いつまでバトルが続くことやら。
ここまで人懐っこい子は本当にマレで、だからこそすんなり保護できましたが、
こういう病気の子は外の子はものすごく多く、人知れず誰にも看取られずどこかで死んでいきます。
どうか、ノラは気ままでいいなぁなんて考えずに、もう少し違う目でみてやってほしいです。
人間の子供と同じなんですよ。
保護猫ちゃん、自由に部屋を行き来し、ベッドの上でのんびりと寝ていると昨日電話で聞きました。
本当にありがとうございます。
そして名前が…
『ボス』ちゃんになりました!
可愛い顔してるのに、ムッとしたあの顔のギャップがツボとか(あと太ったところも)…。
女の子だけどボスちゃん(笑)。
よろしくお願いいたします。
里親様宅に向かう日です
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<2匹の猫を探しています>
ツッキー
ニャニャ春ちゃん
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