ツッキーが3月19日にいなくなってから早3ヵ月が過ぎた。
茨城県動物指導センターからは、「ホームページに保護・収容している犬猫の写真付きのページがあるので見てください。」
と言われているので、見るようにしている。
本音としては・・・見たくない。
先々週、黒猫と出てしまっていたので写真をクリックすると、なんとなくツッキーに似ているような感じ。
でも、捕獲された場所は水戸から遠い龍ヶ崎市というところだったので違うかと思ったが、とりあえず電話した。
(車で運んで捨てる人もいるらしい)
職員の方曰く「この子はずっと丸まっているので特徴がわからないんですよ。」
え・・・じゃあなんのために届け出をしたの?それじゃ困る。
猫を確認してもらうと、残念ながらツッキーではなかったので電話を切った。
でも、電話を切った後、思った。
あの写真の子はこのままだと殺処分だ。人懐っこい子だと聞きますます混乱する。
ホームページに載っている犬猫が日々削除されているだけで息苦しいのに、
写真を食い入るように見てしまっていて脳裏から離れない。
自分の首を自分で絞めているのはわかっているが、後悔するのもわかっている。
ということで夫に相談し、またセンターに電話してしまったのだった。
13日(金)のことだった。
聞くと、土日を挟んで17日(火)には殺処分。
譲渡してもらえないか、里親を探すから。と問うてみた。
でもセンターとしては、
『規約に則って、登録している団体(個人もあり)以外は譲渡はしていない。
救う道としては、譲渡登録をするか(審査あり)、登録している団体に問い合わせて引き出してもらうしかない 』
また、
『黒猫は腰が立たずうずくまっているところを収容されたので、どこか骨折しているかもしれないし、
内臓の病気もあるかもしれないし、エイズや白血病の可能性もある』とのこと。
それは承知の上だ。
会話が平行線だったが一応上司に相談してくれることになり、
16日(月)にもらった回答は、
『個人の方には譲渡できず、登録している団体に問い合わせて引き出してもらう方法しかない。』
と予想通り。
でもなー、一辺倒の考えじゃ、殺処分数減らせないよー!
しかも登録団体の電話番号は教えてもらえない(これはある意味わかるけど)。
でも、一匹でも多くの命が助かればと思うなら、センター自ら団体に問い合わせてくれてもいいんだけどね。
親切じゃないと思う。
ということで、
私が登録している団体に問い合わせることでしか黒猫の殺処分を免れる道はなくなった。
ま、その間猫の処分は延長されるのでホッとはしたけれど、黒猫の命は私にかかっている重圧感。
団体は県外が多く、県内でも遠距離。
でも一件だけ水戸市の動物病院が登録していたので、17日(火)に相談してみた。
ちょうど処分される日だった。
獣医師は、「もし病気があっても面倒を見られるか?」ということだけ念を押されたが、
あとはスムーズに話が進み、18日(水)にセンターから黒猫を引き出していただけることになり、
同日、血液検査や健康診断、病気の有無など調べてもらい、今日に至るというわけだ。
『これから黒猫の里親募集をします。詳細はこれから載せます。ご協力をよろしくお願いいたします!』
・・・のはずだったんだけど、予定はまったくの未定になってしまった。
獣医さんと夫からも「里親はちょっと無理でしょう~」って言われてしまったし。
でもね、私はまだあきらめていない。
エイズと白血病は陰性だったし、腎臓が悪いのも一時的なものかもしれないし?
歯はないけど噛まれても(噛まないけど)痛くないからラッキーと思えばいい(笑)。
15歳以上かもと言われたけど、ごはんが食べられない過酷な生活だと老化も早いので、もっと若いかもしれない。
しかも、とても可愛い顔をしていて(笑)人懐っこい。
ここでちょっと苦言。
センターの方は犬猫をきちんと観察してくれているのだろうか。
飼い主が届け出をしても信用していいのか・・・と一抹の不安がよぎってしまった。
黒猫の歳はどのくらいか聞くと、「年寄りではないと思う」と言っていた。しかも、ガリガリとも言わなかった。
それに、『腰が立たずうずくまっていたところを拾われセンターに持ち込まれた=ケガ』と思ったようだが、
(それでもセンターでは、とりあえず歩いていると言っていたので違和感はあった)
衰弱して足腰が立たなくなっていただけ。
(とは言っても、それでも引き取ることには変わりなかったけれど)
動物の生死を分ける場所に勤務している以上、
しかも殺処分を本気で減らそうと思っているのだったら、もう少し学んでほしいし、
取り組みも変えた方がいいと思う。
黒猫(まだナナシノゴンベエ)は、センターから引き出して9日目。うちに来て8日目。
まだまだ痩せていて本調子ではないけれど、水も少し飲むようになり少しずつ良くなっている。
ゆっくりがんばります。
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