本格的に作業に入る前に、ここまでのおさらいーーというか、こればかりは写真じゃ伝わらない(見返しても原因、進歩の過程がよくわからない)と思い、
足の接地性について、最初の方にもチラッと書きましたが、踵が大きくて足首に干渉するため、
キットのままではHGUC版のように足裏を地につけたまま大きく傾けて(脚を広げて)立たせることができません。
幅を詰めることができれば簡単なのですが、関節部が『MSジョイント』というちょっと変わった構造になっていて、
簡単に狭めることができないというーー。
幅を詰めると、下のジョイント受け側が入らなくなる。
多少は傾けらるようになった??(写真左)
前回破壊してしまったため(苦笑)、首を新たに設計。
本当は土曜日に設計して、そのまま週末にちゃちゃっと片付ける予定でしたが、
そこから3Dプリンターが謎の『出ない出ない病』にかかってしまい(?)、かれこれ15、6回プリントして
やっと今日使えるものを出すことに成功(感涙)。
最終的にどうやら寒さ(気温)が原因だったと思われ、1層毎の紫外線照射時間を12秒→15秒に変更することで
ようやく解決に至りました。
ただ他のレジンでは12秒でも普通に固まるので、これは使用するUVレジンの特性みたいなものですね。
(今だから偉そうに言えますが、途中で何回心が折れそうになったことか……)
そんなことはさておき、設計した首パーツ。
昔は頭と首も回るのが普通でしたが、今ではMGでも首は固定で頭だけ動くのが普通なので
それにあやかり、根元は胴体内に埋まる仕様です(なので動きません)。
胴体部、元の状態。
上部に穴を開け、パーツをはめ込む。
この上にボールジョイントが差さります。
Before
ちょっと優しい感じの元の顔。
頭・首共に横方向にしか回転しません。
After
ボールジョイントを仕込んだお陰で、頭が動かせるように。
その代わり、首は固定です。
ちょっとだけカッコよくなった?
もう少し首は短くてもいいかな?
しばらくバランスを見つつ、次は最大の難関である脚に行ってみたいと思います。
ちょっと俯き加減にできるので、当初よりだいぶサマになったと思うのですがどうでしょう??
エアリアルとのツーショットでは今イチ完成イメージが湧かないので(当たり前か)、同じガンダム同志で比較。
手元の資料によると、
・旧1/144 1980年7月発売
・旧HG(絶版) 1990年3月発売
・旧HGUC 2001年5月発売
となっていて、この旧HGが10周年、HGUCが(1年ずれますが)約20周年と、大体10年毎にリニューアルされていってた感じになります。
なので比較するのは個人的に大好きだった旧HGUC版をチョイスしました。
(以下、右側HGUCの方はガンプラスターターセット同梱版のアニメカラーバージョン。若干色合いが異なりますが他は同じ)
正面から見たところ。
自分的には全体のバランスとしては良好だったと思いますが、如何でしょう??
当時は今みたいに大きく脚を開いて立たせる(写真を撮る)ということがなかったと思われ、
脚の取付位置が元々外寄りな気が……。
あとサーベルはだいぶ長いでしょうか。肘関節のカバーが無いのも気になる?
股上の連邦マークはシールで再現となっていますが、やはりここは立体が要るでしょう!
側面。
腕のマウントラッチから内部が丸見えなのが気になるかも。
ちなみに手首(下)からも丸見えなので、ここは間にパーツを嚙ませるとかしないと変ですね。
背面。
上と同じで当時の想定になかったと思われる箇所、脚を大きく開くと踵がアンクルガードに干渉し、
接地性が悪くなってしまってます。
今と昔で後頭部の形が変わってるのは面白い。
下から。個人的には一番違うと思っているところです。
そう。昔の足の裏はツルツルでした(笑)。
今と違ってディスプレイスタンドなどという便利なモノは無かったので、ジオラマにでもしない限り足の裏が見えることはなく、
ここにモールドが必要とは当時は誰も考えなかったかも?
加えて今では別パーツが普通となっているアンクルガードと足首は一体型となっており、
上記の理由もあって、ここはパーツ交換(作り直し)したいと思いました。
現状、思い付くのはそんなところでしょうか?
そういえば今日からTV版【閃光のハサウェイ】が始まりました。
自分は30年以上前に原作を読了し、昨年は映画館に足を運んだクチですが――と、長くなりそうなので今回はやめときます(苦笑)。
批判的な内容ではありません、念のため。
アニメ版はメチャクチャ面白かったし!!
個人的な希望なので、そのうち――。