美術コース通信
5月22日(火)と24日(木)の2日間に渡って、美術コース全学年が
校外スケッチ実習を行いました。この行事は毎年5月に行っていおり、
今年は八戸市湊漁港周辺を描きました。
両日とも好天に恵まれ、明るい日差しが漁港周辺を鮮やかに見せていました。
港に停泊する漁船、歴史を思わせる建造物や工場、裏路地など絵になるポイントを見付け
生徒達は集中して制作に励んでいました。
港町特有でしょうか、坂道が多い街並みで奥に抜ける細道などを探し当て
スケッチする生徒も多かったようです。
趣深い建物に若葉の緑が映えて見えます。
鉛筆で形をとり、陰影を付け着色に入ります。
画用紙の上に色を置く感覚で何度も塗り重ねます。
重ね方の強弱で遠近感、また海面の様子、木々の葉の様子を描き分けます。
漁港周辺のスケッチでしたが街並みや建造物にも目を向け
作品にバリエーションを持たせたスケッチ実習となりました。
スケッチの作品をいくつか紹介します。
▼本当はペンキも剥がれ古い建造物ですが、光を整理して大変上手く描けています。
▼水彩の淡い部分とコントラストをつけている場面と
強弱を使って描いています。
▼描き所をもう少し絞った方が良い絵ですが、良く描けています。
▼グレーのコンクリートの陰色に色味を含ませきれいに描かれています。
▼葉っぱ=緑、木=茶、がまだ強いですが、奥行き感はよく出せています。