モチーフの輪郭をとって、水彩紙へ転写したところから。
今回使用する水彩紙は「ファブリアーノ」ですが、先生の指定は極細です。
いろいろと水彩系の講習を行ってきましたが、極細を使用するのは初めてです。
もちろんご参加頂いた皆様も、極細への制作は初めてという方が多く、先生のレクチャーも丁寧に。
最初は大きな単位で捉えて塗る。状況を画面に再現していくプロセスを説明してから、皆様の午後の制作のスタートです。
今回、制作の特性で薄塗りが続き、デジカメでは白く写ってしまってます。
変化が伝わりにくい・・・。のですが、ジワジワとモチーフの状況が浮かび上がっていきます。
先生もポイントになる部分を逐一説明しながら進んでいきます。
いつもの事ながら、1色目は緊張しますよね。
このように、徐々に浮かび上がっていきます。
上杉先生も皆様を周りながら、アドバイスと修正、加筆をしながら進んでいきます。
透明板トレースにより、モチーフの形があっているので、色やトーンを合わせることに集中できます。
写真では作品が白く写っていて、制作が進んでいないように見えますが・・・
テーブルの上に置かれたモチーフの空間が、しっかりと再現されております。
上杉先生は何度も周り、作品もその都度密度が上がっていきます。
この進み方を体験できる事も、講習会での学びの一つですね。
徐々に、作品が写真に映るようになってきました。
先生の制作も進み
講座もそろそろ終盤です。
最後、気になる部分の修正をして
講評会へ。
本日の成果とまとめを、上杉先生より。
良い点と次回の気をつけるべきポイントを、一点づつ話して本日終了です。
普段と違う風合いの絵の制作に、参加頂いた皆様疲れながらも、素敵な作品を仕上げることが出来ました。
お疲れ様です。
そして、上杉先生の「アメリカン・スタイル」いよいよ、「透明水彩 人物画制作」へ。
講師参考作品(事務局展示予定)
講師参考作品
◇7月1日・15日(日) 2日間で描く人物画制作◇
1日目 7/ 1 10:00-16:00 水彩のためのエスキース作り
2日目 7/15 10:00-16:30 透明水彩による着彩 (16:00より講評会)
☆上杉先生が指定するモデルを、衣装やポーズ、さらに状況を作る光に拘ったセッティングで2日間を通して描きます。
先生のような作品を描くための道具や、捉え方・塗り方と表現方法を
皆様に楽しく学んで頂きたく、現在講習内容を打ち合わせ中です。近日中に決定予定。
ぜひ、ご検討ください。
(大統領)