美しい渓流の透明水彩画と言えば、JWSの「小林啓子先生」です。
岩や水飛沫など涼やかな渓流の景色を、技法を駆使して描きます。
その制作プロセスを間近で、見て学べる講習会の様子をご紹介します。
制作の流れのレクチャーから、本日の制作が始まります。
今日の目標となる作品です。
今回、先生の用意した下絵を使いました。
デッサンや構図選びの手間を省く事で、技法の指導に時間をたっぷり使います。
水飛沫の為のマスキング。
この作品の見せ場になる重要な作業が、なんと一発目!
これこそ、透明水彩・・・なんですね。
先生のやり方を見て、ご自身でマスキングを施していきます。
緊張・・・・・・
コツや飛沫の方向など説明しながら、小林先生も皆様を周ります。
見にくいのでうが、飛沫の他にもポイントになる部分をマスキング。これで完了です。
そして、色に入る前に
混色の説明です。
狙う色合いは、どの色の混色で作るか。
そして遠景から進めていきます。
筆の使い方や、色の置き方などなど・・・。多くの発見があります。
その新鮮な記憶を頼りに
描いていきます。
各行程ごとに、デモンストレーションを行い、先生の作品も同時進行していくので、迷わず順序どおりに進められます。
完成に向けた道のりもわかりやすく、皆様の制作も順調です。
勿論、部分的な修正など、ご指導が有ってこそです。
カッコいい感じに出来てきています。
苔の生えた岩は、塩を巻いたり水をコントロールしたり、筆の描写では得られない効果を味方に描いていきます。
そして、一番手前にある岩の描き方について。
茄子の描き方の説明・・・
この手順を応用するそうです。
皆様も!
いよいよ完成も見えてきましたね。
プロの画家と同じ手順で絵が出来ていきます。
貴重な体験ではないでしょうか。
そして、全体に筆が入った所で、仕上げの微調整についてレクチャーです。
意外と大切な作業だそうです。
ほんのチョット・・・
これで、見え方が変わります。
最後のひと仕事を終えて、今日の講評会です。
皆様の作品を前に、今日の総括を小林先生から頂き、本日は終了です。
お熱い中お越し頂きありがとうございます。
本日は、お疲れ様でした。
(大統領)