投資家の目線

投資家の目線248(年金の積立不足)

 企業会計基準委員会が、12年3月期から年金の積立不足を貸借対照表に計上するルール改正草案を議決したとのことだ。積み立て不足額は、退職給付会計の注記にある会計基準変更時差異の未処理額未認識数理計算上の差異、および未認識過去勤務債務を足し合わせると計算でき、それを調整して分析することも可能だ。しかし、オンバランス化されると一目で分かるので便利だ。

 今までは、年金の積立不足額が巨額に上るなど影響が大きいときには、その調整を行うという格付会社もあったが、今後はすべての企業を新ルールの下での貸借対照表の数値で評価するよう変更するのだろうか?12日の日本経済新聞朝刊では、積立不足が原因で自己資本が減少し、増資を迫られるケースも指摘されている。どちらかというと株価にとってはマイナス要因か。
----------------------------------------------------------------------
・3月8日の日本経済新聞朝刊一面に新日本石油などがユーグレナ社とバイオ燃料を量産化すると報道された。ユーグレナいえば、「徹底抗戦」堀江貴文著 集英社 で、雑談の中で検事に一番ウケたライブドアファイナンス傘下のファンドが投資していたバイオベンチャーではないか。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「会計問題」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事