投資家の目線

投資家の目線326(日債銀事件無罪判決)

 長銀に続き、日債銀の粉飾決算事件に無罪判決が出た。不良債権処理基準の緩い旧基準を用いても違法とはいえないとされたようだ。

 ライブドア事件の控訴審判決文に、投資事業組合に関して「会計的側面や税務処理の面で必ずしも法的整備ができておらず、実態の不透明な民法上の組合としての投資事業組合」(hatelabo ホリエモンの実刑判決は重いor軽い?判決文を読む!)という記述がある。基準の適用があいまいなのは日債銀などの件も同じだ。社会が高度化すると法律の表現も抽象化するのかもしれないが、それならば法律の運用は寛容にするべきと考える。法律の表現が抽象的になれば、人によってその解釈が異なるのは当然だ。裁判所の判決が絶対と万人を納得させるほど、司法に権威はない。
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・田中真紀子議員が衆院の外務委員長になる。委員長は大きな権限を持っている。ジャパンハンドの天敵が外務委員長になったようなものだろう。

・鉢呂経産大臣が辞任した。脱原発発言していた方である。

・2011/9/7の日本経済新聞朝刊に、英国際戦略研究所(IISS)の2011年版「戦略概観」の記事があり、見出しには『英国際戦略研11年版「戦略概観」、「米、介入主義終わる」。』とあった。アメリカ時代の終わりに通ずるものを感じる。

・昨日、3.11から6カ月たった。まだまだ被害は継続中。
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