また同記事によれば、アウトソーシング・サービスにはコールセンターの運営、コンピューターコードの作成に至るまで、多様な事務作業があるという。英語圏でない日本ではコールセンターは関係ないと思うが、コンピューターのシステム開発や運営では影響が出るかもしれない。
さらに、「多くの業界スタッフは昨年のパンデミック発生を受けて、既に在宅勤務をしているが、狭い場所に大家族で住んでいることが多く、労働環境が厳しくなっている。」(「【焦点】インド感染深刻化、世界のバックオフィスも試練」 2021/5/24 ダウ・ジョーンズ)とも指摘されている。日本では大家族は少ないが、家は狭いので在宅勤務の労働環境はインド同様に厳しいと言える。
昨年、緊急事態宣言が出されたとき、日本のコールセンターでは大した感染予防対策を講じない中、多くの人が密集して働いていたことが報じられていた(『焦点:「在宅」遅れるコールセンター 感染不安でも企業が動けぬ事情』 2020/5/5 ロイター)。日本企業もインドの教訓を生かした方がよいだろう。
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