投資家の目線

投資家の目線116(沈まぬ太陽)

 「沈まぬ太陽」(山崎豊子著 新潮社)はアフリカ編(上下)、御巣鷹山編、会長室編(上下)の5冊にわたる航空会社を舞台にした小説であった。その小説を読んでいると、経営者に資金を預けても、政・官やマスコミ対策ではなく、安全性のような本当に必要な部分に投資してくれるのかという疑念がわく。

 今9月末で日本航空の2008年3月期前半が終わる。同第1四半期の連結業績は昨年同期の319億円の営業赤字よりよかったが、85億円と営業赤字のままである。8月27日号の日経ビジネスに、「JAL 正念場の秋」という記事があったが、第1四半期が営業赤字ではそう書かれても仕方のないであろう。
--------------------------------------------------------------------
・月刊現代10月号『検察が黙殺したフジテレビ「もうひとつのインサイダー疑惑」』は、フジテレビの飯島経営企画局長と村上ファンド幹部のやり取りや、新聞には書かれていない被告人質問が書かれていて面白い。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事