投資家の目線

投資家の目線183(株式電子化と経営合理化)

 来年1月5日から株式の電子化が始まる。郵送による株券の証券口座への預託は先月末で終了し、証券会社の店舗への株券持ち込みも、遅いところでも今週中には終了しそうだ。これが終われば紙ベースの本券処理が不要となる。そのため、今まで本券処理が必要で雇用されていた人員もこれで不要となろう。現在の金融危機も相俟って人員合理化の必要性もでてくるのではないか。

 金融のバックオフィス部門は、法的に問題がなければ、日本よりも人件費の低い海外でも技術的には移転可能だろうと思われる。
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産経新聞社の2008年9月中間期は4億円の営業損失(連結)、当期純損失(連結)は約20億円だった(同社HP 2008年9月期中間決算短信)。これでは赤字部門を抱えられないだろう。
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