投資家の目線

投資家の目線327(コメ先物取引低調)

 鳴り物入りで導入されたコメ先物取引が低調だと報道されている(日本経済新聞朝刊 2011/9/4、2011/9/9)。生産者や流通業者が参入していないためだという。特に、関西の売買高より東京の売買高の方が低いというのが興味深い。もともとコメ先物は堂島が発祥なので親しみがあるからなのか、それとも東京穀物商品取引所が農水省の天下り先ということが嫌われているのだろうか?日本のコメは国際的に流通しているコメとは大きく異なるようなので、それほど大きな取引にならなくても不思議ではない。

 15日には、証券監督者国際機構が石油や農産物などの商品デリバティブ市場の新たな規制な指針を発表した。「持ち高情報の報告や買い増し制限など大口投資家への規制を強化するほか、高速売買など取引の高度化に対応できる監督体制の整備などを求める」(日本経済新聞朝刊 2011/9/17)という。これも売買高が抑えられる原因の一つになるかもしれない。
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