ふきの指定席

終生 のほほんな生き様かと思いきや
人生の終盤にきて
ところがどっこいの日々

人生ガンバルンバ

2017-05-11 16:02:12 | のほほんの記
懇意にさせて頂いているクリーニング店がある
以前このクリーニング店のことをブログに書いた事があるが
今日訪れてみるとお店のシャッターが半分閉まっていた
営業しているんだか していないのだか
不明瞭な状態になっていた
普段私はこの場所を通る事はないので
洗濯物を持ったまま どうしたものかと 戸惑っていると
奥さんが私を見つけ出ていらした
聞けばご主人が二週間ほど入院されていたとの事
洗濯物を取りに来られるお客さんの為に
半分だけシャッターを開けて 対応されていたのだ
ご主人は無事退院され
これからもクリーニング店の営業は続けられるよし
シャッターには微妙な言い回しのお知らせの紙が貼ってあった
私が持って行った洗濯物は 
「こちらでクリーニングをやらせて下さい」と言われ
受け取って下さった
ご夫婦でやられているクリーニング店である
60代後半もしくは70代になられているであろうか・・・
私はこの奥さんの事が大好きであり尊敬している
とても頭がよく 嫌味のない気配りができる女性である
言葉ではうまく言い表す事ができないが 特異な何かを感じ 
我が人生で出会った中の最も稀有な存在なのだ

人間は確実に年を取るのに
いつもそのことを忘れてしまう
このクリーニング店は いつまで続ける事ができるかな
その時は 
クリーニングに出す服も 出す事も
私の人生からも 無くなっているはずである

もう少しだけ 人生ガンバ!


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