一日の生活を通して靴を履き替えることをお勧めします。
通勤では歩きやすいスニーカーを履き、
オフィスでは必要に応じてパンプスや革靴に履き替えましょう。
スリッパに履き替えると解放感があって楽ですが、
指の筋肉が使われないためむくみの原因になります。
楽な靴を履きたい場合は、
カップインソール(土踏まずの部分が盛り上がった、取り外しができる中敷き)が入った室内履きをお勧めします。
以上のことを踏まえて選んだ靴を正しく履きましょう。
靴はかかとに合わせて履きます。
靴のかかとに入った芯が身体を支えるので、
この芯に這わせておかないと身体全体が揺れ、
関節の変形の原因になります。
靴に足を入れたら、
かかとをトントンと落とし整えます。
ひもやマジックテープはかかとに合わせて締めましょう。
特に足の健康に注意すべき人
糖尿病を持っている人、神経障害・血流障害がある人、透析を受けている人は、小さなタコなどの傷から、潰瘍や壊疽(壊死した組織が細菌などによりさらに悪化した状態)を引き起こしやすくなっています。
末端の神経障害がある場合は痛みに対する感覚が鈍くなっていて傷に気づかないこともあるので、毎日足を見て触って皮膚の状態をチェックしたり、日頃から白い靴下を履いて出血がないか確認したりすることでけがを予防しましょう。
異常を見つけても、自分で削ったりせず皮膚科に相談してください。
また、水虫などが原因で皮がむけ、そこから菌が侵入すると新たな感染症を起こし、敗血症に進展したり、最悪の場合死に至ったりすることもあります。
水虫その恐れがある場合も皮膚科に相談しましょう。
同じ理由で、爪白癬や巻き爪も早めに治すことが重要です。