アトリエ天藤一級建築士事務所 ATELIER TENDO

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風速のイメージ

2007-10-12 | コラム 

「大型で強い台風」の続きです。

では平均風速 (m/s)のイメージってどんな感じなんでしょう?

10~15m/s 時速 36~50km 風圧~11.3(kg重/m2)
やや強い風
風に向って歩きにくくなる。
傘がさせない 樹木全体が揺れる。電線が鳴る。
道路の吹流しの角度が水平(10m/s)、高速道路で乗用車が横風にながされる感覚を受ける。
取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める。

15~20m/s  時速50~70km 風圧 ~20.0(kg重/m2)
強い風
風に向って歩けない。転倒する人もでる。小枝が折れる。
高速道路では、横風に流される感覚が大きくなり、通常の速度で運転するのが困難となる。
ビニールハウスが壊れ始める

20~25m/s  時速70~90km 風圧 ~31.3(kg重/m2) 
非常に強い風(暴風)
しっかりと身体を確保しないと転倒する。車の運転を続けるのは危険な状態となる。
鋼製シャッターが壊れ始める。
風で飛ばされた物でガラスが割れる。

25~30m/s  時速90~110km 風圧 ~45.0(kg重/m2)
立っていられない。
屋外での行動は危険 樹木が根こそぎ倒れはじめる。
ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める。

30m/s以上 時速110km~以上 風圧 45.0(kg重/m2)~
猛烈な風
特急列車 屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる。

強風注意報 陸上の基準値 12メートル(平均風速)

暴風警報   陸上の基準値 20メートル(平均風速)

風の強さは周囲の地形や建築物等の影響を大きく受けます。
また、瞬間的には平均風速の1.5~3倍の風が吹くことがあります。

如何ですか?
やや強い風でも、傘がさせないとか電線が鳴るということです。
台風・風のエネルギーを想像すると、背筋が凍りつくような気がしますね。

風速
1秒間に流れる空気の距離です。毎秒○○.○m、または、○○.○m/sと表現します。
 「15m/sの風」とは、1秒間に空気が15m動いたと言うことで、「15メートルの風」と略して言うことが多いです。
普通、風速といえば、10分間平均風速を指します。
例えば、「12時の風速が5.2m/s」というのは、11時50分~12時00分の平均風速が5.2m/sということです。
最大風速は、10分間平均風速の最大の値です。

瞬間風速(瞬間的な風速)
風速は絶えず変化しています。ある瞬間の風速を瞬間風速といいます。
その最大値を最大瞬間風速といい、同じ時間 の最大風速の約1.5~2倍です。ときには3倍に及ぶこともあります。

※参考 気象庁 岡山管区気象台ホームページ 


大型で強い台風

2007-10-12 | コラム 

Taifuu9月中頃の連休を利用して石垣島に行きました。
ダイビング仲間に誘われて、久しぶりに南の海に潜りに行ったのです。
が、行くときは台風目指して、帰るときは次に発生した台風に追いかけられて、予定を繰り上げて帰ってくることになってしまいました。

最近は「大型で強い台風」と予報される台風が多い気がしませんか。
そこで今回は台風と風の強さについて調べて見ました。

台風の勢力は,風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 を表現します。

大きさ

「強風域※」の半径によります。
強風域 風速15m/s以上の強い風が吹いているか,地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲
  暴風域  強風域の内側で風速25m/s以上の風が吹いているか,地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲です。

風速15m/s以上の風が吹いている半径が
500km以上~800km未満---大型(大きい)
800km以上                      ---超大型(非常に大きい)  
画像を参考にしてください。
大型・超大型の台風では、本州をほぼ覆ってしまう広い範囲です。

強さ

「最大風速」で区分しています。
強い--------最大風速33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
非常に強い--最大風速44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満
猛烈な -----最大風速54m/s(105ノット)以上

台風情報では
強風域の半径が500km未満の場合には 大きさ を表現しません。
そして、最大風速が33m/s未満の場合には 強さ を表現しません。

例えば
強い台風
その台風は,強風域の半径が500km未満で,中心付近の最大風速は33~43m/sあって暴風域を伴っていることを表します。

大型で強い台風
強風域の半径が500km以上で,中心付近の最大風速は33~43m/sあって暴風域を伴っている。

では平均風速 (m/s)のイメージってどんな感じなんでしょう? 次回は続きです。

風速
1秒間に流れる空気の距離です。毎秒○○.○m、または、○○.○m/sと表現します。
 「15m/sの風」とは、1秒間に空気が15m動いたと言うことで、「15メートルの風」と略して言うことが多いです。
普通、風速といえば、10分間平均風速を指します。
例えば、「12時の風速が5.2m/s」というのは、11時50分~12時00分の平均風速が5.2m/sということです。
最大風速は、10分間平均風速の最大の値です。

瞬間風速(瞬間的な風速)
風速は絶えず変化しています。ある瞬間の風速を瞬間風速といいます。
その最大値を最大瞬間風速といい、同じ時間 の最大風速の約1.5~2倍です。ときには3倍に及ぶこともあります。

※参考 気象庁 岡山管区気象台ホームページ 

※気象庁ホームページ 画像