ピアノ教室 アトリエムジカ

  Atelier Musica♪(徳島県鳴門市) ART in YOU!! アトリエムジカ。

奇想の系譜展 2019 東京都美術館

2019年02月13日 | エキシビション(展覧会)
「奇想の系譜展」 東京都美術館

長沢芦雪編


かの円山応挙を師とする長沢芦雪。
犬コロがかわいすぎる。
グッズもたくさん売ってた。


龍も猿もなんかおもしろい。
漫画っぽくて。


虎なんて肩幅がおかしくて、タイガーマスクならぬタイガー人間に見えるんですけど(笑)鼻も長いし(笑)


ナメクジもいたな。


秀吉の方広寺が焼ける絵も、背骨のようは黒煙が立ち昇る。


五百羅漢図、小さすぎて単眼鏡いりますねー。

——————————

曽我蕭白編

見る人の神経を逆なですると言われる18世紀京都でもっとも過激な曽我蕭白。


髭、鼻毛、脇毛、指毛、、、毛が気になる(笑)


ロックすぎる唐獅子のデカさ、強さ!!


虹の下にはドクロのような岩山💀


妖気のような縮れた雲。


富士山の裾野のダブって目眩のする樹海。


魔物のような波とラリった鯉。

薬物で狂ってるような怖さ、
でもおろかにも惹き寄せられる(笑)
怖いけど見たいという。

どんな喋り方なんだろ、この人。

初日ですいててゆっくり観れたはいいけど、群仙図屏風や観たい作品がほぼ3/12からの後期展示だもんねー。


奇想の系譜展、やっぱり後期も行くことにしよう。この表紙の蕭白の屏風は観ないとな。


若冲、蕭白、長沢芦雪と別々に書いてきたけど、前期の展示で一番時間をかけて観たのが岩佐又兵衛の絵巻。
もう、すごすぎた。衣装も血も表現も。
辻惟雄先生が書いている通り、山中常盤の絵巻では、常盤の状態に合わせて松が劇的になったりしな垂れたり。なんだか、ただならぬ激情を感じる。


後期の又兵衛も観たい!!!


鈴木其一も歌川国芳も白隠も、おもしろすぎる。
狩野山雪の気持ち悪さも(笑)おもしろい。
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奇想の系譜展 若冲編 東京都美術館

2019年02月13日 | エキシビション(展覧会)
奇想の系譜展 東京都美術館
若冲編



【象と鯨図屏風】
象の耳のなんと大胆なかわいさ。おーきな生き物を80歳を超えた若冲が描く。白と黒。陸と海の王者。それだけで雄大な自然について考える扉を開いてくれる。


(とりずおしえばりびょうぶ)
【鶏図押絵貼屏風】初公開
屏風の全面をすべてを、あらゆる角度から描いた雄鶏と雌鶏で制作してしまう若冲のニワトリ愛170%の作品。「睡蓮」連作ならぬ「ニワトリ」連作。モネより若冲が100年以上は早い生まれですが🐓


(きょくじつほうおうず)
【旭日鳳凰図】
旭日とは朝日のこと。しかしその朝日のまわりの青はなんだろう。この世のものでない鳳凰の意味を強めてるのかしらん。あまりの超絶技巧に息が止まるこちらの作品。これでもか、これでもかと筆を入れ、生命を歌い上げる。それでも到達できないものがあるかのように。


(うちゅうのたけず)
【雨中の竹図】
雨も描かれてないのにものすごい湿気を感じる。反射的に脳内にクラヴィコードと繊細な音楽が流れ始める。きっと、絵の下の方にグチャグチャっと描かれたものがバッハの楽譜に見えたせいだ。
なんなのだ若冲。


(きょくじつゆうけいず)
【旭日雄鶏図】
本紙の◻︎四角、松の枝のつくる△、朝日の◯。禅か?? ◻︎はとらわれた心。△は座禅を組んだ形、◯は宇宙そのもの。つまり真理。悟りの世界。それをやっぱりニワトリで!?にわとり愛180%。
(すみません、個人の勝手な妄想です)


(あじさいそうけいず)
【紫陽花双鶏図】
おっ!💙の紫陽花!!京都三室戸寺のハートアジサイ、江戸時代からあったのか???


(へちまぐんちゅうず)
【糸瓜群虫図】
自然を描いたというよりアール・ヌーヴォーの装飾のようにみえる。ヘチマも生まれたてのから枯れかかってるのまでいて、虫たちの食う食われる関係とともに命のたどる道筋や営みをシンプルに描く。ここからあのウルトラ超大作、動植綵絵(どうしょくさいえ)を手がけるのだ。生きとし生けるものすべて仏になるという若冲の思想を反映させて。
(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)
「草木国土悉皆成仏」
信仰心厚い若冲のミラクルワールド。


(とらず)
【虎図】1755
若冲が40歳の時に家督を弟に譲り、絵師になる決心をしたくらいのときに描いた。40歳からでも新しいことできるっていう勇気をくれる(笑)

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